火星の月の下で

日記がわり。

将棋

藤井六冠

王将戦を防衛し、棋王戦を奪取して、いよいよ六冠達成。 名人戦も進出が決定して視野に入ってるし、こりゃ今年中に八冠達成の可能性が出てきたのかしらん。 なんかもう想像がおいつかない。羽生さんが全冠達成した頃(当時は叡王戦がまだなく全七冠)は、王…

有吉道夫九段、亡くなる

「【訃報】有吉道夫九段(87)」 (p://shouginews.blog.jp/archives/41021923.html) 昭和の大棋士の一人、有吉九段が亡くなられた。合掌。 平成に入ってからは、ここのまとめでも取り上げられている引退目前での順位戦での死闘がインパクトがあった。 とくに…

船江恒平六段、公認会計士試験に合格

船江六段が、棋士を続けながら勉強して、あの公認会計士試験に合格してしまったらしい。すばらしい。 しかも勉強期間が一年八か月だという。これはすごいことだ。将棋棋士の頭がわれわれ凡人とはデキが違う、というのも常々言われることではあるけど、また証…

大山名人『昭和将棋史』

岩波新書から出ていた大山名人の『昭和将棋史』を熟読中。 戦後史のあたりは有名なエピソードが多いので、表現の違いはあれどだいたい知ってることばかりだったが、戦前、奨励会ができる頃の下りとか、当時の強豪とかの話は知らないこともいくつかあって面白…

藤井聡太最年少二冠誕生

木村王位に4-0ストレート奪取で、王位戴冠。棋聖と合わせて二冠。 奨励会で二段から三段リーグ入りした時に「18局戦って藤井が5敗以上するのが想像できない」と言ってた某関西奨励会幹事。 恐らく十代半ばでタイトルを取りそうと言ってた四段昇段時の某棋士…

将棋を伝えられないワイドショー

「出演者ら将棋が指せず…藤井七段の強さを伝えられない番組」 (ps://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/276448) ここに書いてあること、いちいち思い当たる。 このコラムはメディア側に対して、かなり好意的に書いてるけど、われわれファンとして…

17歳、新棋聖、誕生

第91期棋聖戦第4局。 藤井聡太七段が一昨日に続き逆転で勝利、17歳の新棋聖誕生となった。 渡辺棋聖が先手番で、夕方くらいまでは優勢に見えたんだけど、またもや逆転。 木村王位とはまったく違うタイプの渡辺棋聖相手に、再度逆転を決めてしまい、もう何が…

第61期王位戦、第二局

先・木村王位vs後・藤井聡太七段戦、藤井七段の大逆転勝ち。 いや、すごいものを見せてもらった。 二日目始まってしばらくして木村王位の優勢、というかほとんど勝勢。 素人目に見ても、玉の囲いに明確な差があったため、さすがに木村王位が先手番で一本入れ…

第61期王位戦、第一局。

第一局、先手・藤井七段の先勝。 昨日の初日の段階で、かなり差が開いていたような印象だったのだが、専門家はどう見ているのだろうか、これからプロ棋士の方々のコメントを探してこようと思う。 ぶっ通しで見ていたわけではないが、Abemaで中継やってたのを…

公式戦椅子対局

第70回NHK杯将棋トーナメント、1回戦第5局、中村(大)-谷川戦。 新型コロナ禍でしばらく中止になってた今年度のNHK杯が再開されたのだが、テーブル+椅子対局となり、両者の間にアクリル版が2枚。 もちろんマスクをして対局・・・という、なんかものすごい光…

土曜の夜はAbemaTVトーナメント

チーム振り飛車vsチームミレニアム。 フィッシャールールという、ほとんど直感と指運だけみたいなルールの元、さらに団体戦になっているのに、おもしろくないわけがない。 いやぁ、この仕掛け考えたのいったい誰? 将棋は人類が生み出した最も面白いゲームだ…

棋士をも驚愕させた新戦法

「棋士をも驚愕させた新戦法とは!? 」 (ps://news.mynavi.jp/article/20200422-1021882/) これは面白い。 現役のプロ棋士が、プロ棋士の目線で見て驚愕した新戦法。 やはりというか何というか、多くの票を集めたのが藤井システムだったらしい。 藤井シス…

AbemaTVトーナメントAグループ2回戦

先週の、豊島チームvsチーム振り飛車があまりに面白かったので、今日もモニターの前にへばりついてしまっている。 いや、面白い企画になってるなぁ。 毎週土曜日は釘づけになっちゃうよ。 今日は、グッドボーイズ(豊島チーム)vsミレニアム(三浦チーム)。…

今期の女性棋士誕生ならず

第66期奨励会三段リーグ戦 2019年10月~2020年3月【昇段者】服部慎一郎・谷合廣紀 (s://www.shogi.or.jp/match/shoreikai/sandan/66/index.html) 服部新四段、谷合新四段、ともに14勝4敗。場末のブログだけど、おめでとう、と言わせてください。さて、今回…

京の荒法師vsリトル大山

「名勝負の解説 灘蓮照特集 第5回」を囲碁将棋チャンネルにて視聴。解説は灘の弟子、神崎六段(初放送当時、現在は八段)。 たぶん実放送はもう20年以上前だろうと思うけど、この対局は見たことがなかったので、録画にて鑑賞。 灘九段と言うと、日蓮宗の僧…

【NHK杯】羽生九段、二回戦に散る

二回戦、羽生NHK杯選手権者vs屋敷九段。 屋敷九段は羽生世代よりほんの少しだけ後の、光り輝く才能ある棋士の一人。 C級1組に長居しすぎた感はあったものの、最年少タイトルホルダーの記録もあるトップ棋士の一人。 ところがこの屋敷九段、そのあふれかえ…

順位戦の改革

【順位戦】第79期順位戦から昇級枠・降級枠を一部変更 (p://shouginews.blog.jp/archives/32249653.html) 元記事がついったなのでまとめの方から。 そのうち、公式でも発表されると思われ。今の昇級枠が出来た頃と今とでは人数が全然違うので、これは良い…

豊島新名人、誕生。 とりあえず、結果のみ。 このシリーズ前、天彦名人の調子が落ちていたので、豊島二冠(当時)の方がかなり優位だろう、とは見られていたけど、まさか4-0のストレート奪取とは意外な結末。 ともかく、新名人、おめでとうございます。(…

豊島新棋聖、誕生。

第89期棋聖戦、2-2を受けて最終第5局。羽生先手で始まったが、108手にて投了、豊島棋聖の誕生である。タイトル挑戦6回目にして初のタイトル。 これで師弟でタイトル奪取は、昨年の中村王座に続き5組目。大山-有吉、大内-塚田(泰)、二上-羽生、米長-中…

白鳥士郎氏による、第一回叡王戦観戦記

『save your dream』第1譜 金井恒太六段―高見泰地六段:第3期叡王戦 決勝七番勝負 第1局 観戦記。(p://originalnews.nico/94739) 『りゅうおうのおしごと』原作者白鳥氏による、第一回叡王戦観戦記。いやー、すごい分量、それでいて読みやすく、かつ面白い…

師弟タイトルホルダーと師弟対決

王将戦は久保王将の防衛で、これでタイトル七期。関西在住棋士でタイトル七期は、谷川九段の27期に次ぎ、南九段の七期に並ぶ二位タイ。 一方敗れた豊島八段はまたしてもタイトル奪取ならず。実は豊島八段がタイトルを奪取していれば、師である桐山九段(元棋…

6人プレーオフ

第76期順位戦、今期は11人いるので(例年は10人)降級が3人。そちらの方は渡辺明永世竜王の降級が決まってちょっとした話題ではあるけど、それ以上に凄いのが6人プレーオフになったこと。ここまで6勝3敗で首位を並走していた久保王将と豊島八段が揃って…

女性棋士

「里見香奈、女性初の棋士ならず 奨励会退会決まる」(ps://mainichi.jp/articles/20180218/k00/00e/040/220000c) 羽生永世七冠、羽生国民栄誉賞、藤井(聡)中学生六段誕生と、昨年末から話題が目白押しだが、このニュウスもかなり歴史的価値がありそう。…

29連勝

新記録ってのもすごいけど、デヴュー以来公式戦負けしらず、というのがなんかすごすぎるな。大昔、有吉さんが20連勝して(当時50歳)新記録になったあたりからこの連勝ってのが注目され始めて、その後塚田(泰)さんが22連勝、そしてすぐに今回の記録対象者…

NHK杯_糸谷哲郎八段vs高見泰地五段戦

早指しの時の糸谷八段はほんとすごいな。序中盤、先手高見五段がかなりうまくまとめた感じで追い込みかけていたのに、あっという間にひっくり返して、終盤。そして時間が6分あまり。次は郷田九段とかぁ・・・これも楽しみな対戦でありますな。

香川女流王将

「【驚愕】この人ほど顔が変わった女流棋士をまだ知らない」(p://warotter.info/archives/39919) ・・・誰のことやろ、と思ってみたら、香川女流のことでありました。比較写真として十代半ばの頃のものが上がってたけど、モデルじゃないんだからそれは仕方な…

8番目のタイトル戦

「叡王戦」がいきなりタイトル戦に昇格。賞金ランキングでの順位は第3位に相当するらしい。つまり、竜王、名人の次、という扱いか・・・。 ド○ンゴすげーな、と思ったんだが、タイトル戦にする以上、少なくとも10年は続けてくれるんだろうな。数年で終わったら…

NHK杯 千田翔太六段 vs 藤井聡太四段

アホな新聞メディアが藤井四段の連勝を次々と書いていたおかげで最初から勝敗がわかっている、というけっこうくすんだ気持ちで視聴。うーん・・・千田六段の自爆?棋王戦疲れとかが残っている、とは考えたくないんだけど。次の森内九段戦で藤井四段の真価がわか…

NHK杯で、新鋭実力派五段vs奨励会初段

近藤誠也五段 対 加藤桃子女王。当然のごとく近藤五段の完勝。 近藤五段と言えば、ここ数年の奨励会卒業者の中でもダントツの実力派で、藤井聡太四段や青嶋五段なんかとともに近い将来タイトル戦に出てきてもなんら不思議ではない若手実力派の一人。それに女…

森内十八世がフリークラスに転出

「2017年度からのフリークラス転出者」(ps://www.shogi.or.jp/news/2017/03/2017.html) 森内九段、土佐八段、浦野八段の三人がフリークラスに転出、ということらしい。森内九段は既に永世名人の資格を持っているので(称号を名乗れるのは原則引退後)順位…