火星の月の下で

日記がわり。

デルトラクエストと深夜アニメ

関西では土曜朝にやっている『デルトラ・クエスト』が第4クール・ラストをむかえていよいよ盛り上がってきた。
長い旅路の果てに7つの宝玉がすべて揃い、旅の途中で知り合った7部族の代表者とも協力、あるいは和解をしてついに世継ぎを見つけ、国を牛耳る悪しき「影の大王」と対決、と思った矢先、旅をともにしてきた世継ぎではないかと信じていた少年が実は敵のスパイだとわかり、窮地に陥る。今、ここまでで、あと数話だから、ラスト目前である。
1年の長丁場だったのに、作画は概ね安定してたし、海外原作つきとはいえ、登場人物や怪物たちをアニメ的に見せる本郷監督の手腕、そして全編に渡って漂う気品のような絵柄、伏線の多いトリッキーな展開も、低年齢児童でもわかるようなかみくだいた内容等、実にすばらしい作品だと思う。
まぁ、個人的には高垣彩陽さん演じるところのヒロイン・ジャスミンがすばらしく魅力的で、それにかなりひきずられている面もあるけど、登場人物が特定年齢層や男性、女性に偏ることなく、まんべんなくいろんな層から出てるし、ファンタジー設定ではあるけど、さまざまな心を描いてたリアリティもある。
視聴率調査なんかもときどき見るけど、土曜朝としてはまあまあ普通か、回によっては健闘している方なので、順調といっていいと思う。
DVDセールスとかがどう反映しているのかまではわからないが・・・。
かなりの良作だと思ってるのだが、どうもヲタク筋というか、アニメマニア層の反応がうすい。
深夜アニメの、原作つきで、作画がときどき破綻してたり、視聴率が水面飛行しているような作品でさえ、ブログ感想層ではそこそこ反応はあるのに、本作ではあまり聞かない。
うちのアニメブログでは書き方が作品によってけっこう好みを出してしまうので、そういうのもあって反応がないのかも・・・と思って、よそさまのところもいろいろ見せてもらったりもするのだが、どうも反応が鈍いような気がする。
これはいったいどうしたことだろうか・・・深夜アニメでないと、もうマニア層は評価しなくなってるのかなぁ、という気がしてきたが、日曜にやってる『少女コゼット』はそんなことはない。
『少女コゼット』の方は衛星というハンデを抱えてるのに、そこそこの人気は感じる。それでも深夜ものに比べるとそれほどでもないし、アニメ作品の品質としては、デルトラの方がまだ若干勝ってると思う。いやまぁ、コゼットも好きだけどね、特に成長してから、渡辺はじめさんの色が前面に出てきてからは。
夜のアニメでないと見なくなってる・・・てことかなぁ、そんなことはないと思いたいけどそうかも知れない、という気も少しする。
この点、マンガ原作の場合は、時間帯が関係ないようで、『ハヤテ』なんか朝でもとりあげてるところが多い。
データも少ない上に、私の個人的知見の範囲だから、これでここからなにがしかの結論めいたことなり、予想なりを書く気はないけど、『デルトラクエスト』は良作だった、ということを書きたかっただけだ。
第2期も決定みたいなので、まだしばらくは楽しませてもらえそうだ。
まとまりのねー文章だなぁ、いつものことだけど。
まぁ、個人の日記なんで。