火星の月の下で

日記がわり。

▽国際児童文学館廃止条例

【大阪】文学者達「児童館移転なら、本を返せ」⇒橋下知事「お返しするのも解決策。返しましょう」⇒文学者達「単に戻せと言ってるわけではない」国際児童文学館廃止条例について【ドッチやね】
ここのスレッドだったかちょっと忘れてしまったが、
>法的には寄贈されたものなので、府のもの。
>だから返却したら贈与税がかかるはず、しっかり徴収しましょう。
・・・というカキコがあって、笑わせてもらった。
そこまでやるかどうかわかんないし、さすがにそこまで行くと世論が同情の方向に動くかもしれんけど、要望として「返せ」と出して、しかも受け入れられなければ「法的手段に訴える」とか言ってたらしいので、当然これくらいはやってもいいと思うけどなあ。
上の記事の中にもあるけど、資産価値は、自称20億だそうなので、しっかり課税してやってほしいと思うぞ。(笑)

(省略)*1

しかし日本の児童文学者、というのは、時流というのが読めない人が実に多い。
いまだに、金儲けを悪いことだという認識を持っていたり(もちろん自分の懐に入ってくる分は別問題)、貧しい者の中に正義があると信じていたり、マルクスかぶれだったり、というのが多すぎると思う。
昔、まだマンガを描いていた頃、児童文化のセミナーとか児童演劇の脚本研究なんかに呼ばれていったことがあったけど、みごとなまでにまっかっかで、唖然とした覚えがある。
さすがにソ連がなくなり、ベルリンの壁が崩れてだいぶ経つので、今ではあそこまでひどくはない、と信じたいけど、選挙のたびに各地方でポツポツ推薦人の名前であがる児童文学者、研究者、なんかを見てると、たいして自浄作用ははたらいてないのかなぁ、という気がする。
ちなみに、地方演劇とかだと、いまでもブレヒト流の左巻き教育演劇にどっぷりつかっててそれ以外はまったく見ようとしない、という連中は今でもかなり多い。地方によってはまだ主流だったりする。
欧州でも児童文学やってる人は研究者でも作家でも左翼はいたけど、まだソ連崩壊前だったし、左右のバランスはとれてたし、愛国的な左翼もかなり多かった。日本の児童文化研究村は、ちょっと異常だと思った記憶がある。
最近のラノベ系児童文学にはそういうのが薄いように思うので、ラノベ系が主流になってくれると嬉しいんだが、はてさて。

*1:なんかやたら画像検索にひっかけられてたので、削除。