火星の月の下で

日記がわり。

◎スイートプリキュアと、長調、短調

ひな祭りってことで、数日前からスーパーとかにいくと「ひな祭りの歌」がかかってることが多いんだが、あれって
♪今日は楽しいひな祭り
と歌っていながら、短調曲なんだよね。
短調の哀愁をおびた調子の中に、詩情や想いを託す*1、というのが、日本的情緒で実に良いなぁ、と思ってたんだが、今やってる「あからさまな大友向けプリキュア」ではこの短調を悪役にしていて、かなりイヤンな気分になる。
メジャーランドとマイナーランドの対立で、プリキュアと三石がメジャーランド側、敵の黒猫がマイナーランド側、という図式で「悲しくなる音楽」を悪として描いていて、いくらタテマエが幼児向けとはいえ、ちょっとなぁ・・・という気分にさせられてしまう。
まあ、あざとい大友向けデザインとか、適度な軽い百合っ気とか、それ以外は概ね好きなんで、しっかり毎週録画して視聴はしてるんだけどね。(^_^;

*1:泰西音楽の中には、短調の中に、詩情、哀愁といったものももちろんこめられるが、同時に「激情」「情熱」「劇性」なんかも組み込まれることが多い。日本にはこういった「激しさ」を短調で表現する、というのは、西洋ほどには多くないように思う。