火星の月の下で

日記がわり。

○通訳トラブルはユニバーシアードのときにもあった

東京五輪の通訳ボランティアについて言及した東京新聞の記事が話題に「技術はタダではありません」」(togetter:1002880)
公式発表がどうなってるのか確認していないのだけど、仮に無報酬でボランティアを募るのであれば、1985年の神戸ユニバーシアードの悪夢が蘇る・・・いや、悪夢っていうと大げさだが。
1985年のユニバでは、語学実習の現場とかなんとかで、全国から大学生がボランティア通訳で集まってきたのはいいいんだけど、連中の語学力が甚だ心もとなくて、小さなトラブルがあちこちで起こっていたのだ。
一番印象深かったのが、BRD(西ドイツ)の水泳選手ミヒャエル・グロスが「通訳がなってない、なんとかしろ」と激怒していた件で、どこの大学だったか忘れたが、ドイツ語科だったか独文科だったかの学生が通訳ボランティアにいっていた、と後で聞いて、学生ならまだドイツ語やって数年、最大でも3年程度なのに、そんなのを通訳につけちゃいかんだろ、と思ったものでありました。
当時競泳のトップスターで、前年に五輪でも金メダルを取っていたグロス選手自体は来日するまではけっこう親日的だっただけに、報道で知って残念な気持ちになったものでありました。
東京五輪はそういった反省をしっかり生かすべきだと思うがなぁ。
国を背負ってやってきてくれる一流選手を使って、語学学生の勉強の場にしていいのかどうか、そっちの方からの疑問もわくわけだし。