火星の月の下で

日記がわり。

新語「ググラビリティ」

「映画『来る』がコケた理由は,ネット検索のしやすさ「ググラビリティ(Googlability)」を配慮しなかったからという説が一理あって面白い」(togetter:1313026)
これを見ていたらひっかかった「ググラビリティ」ということば。
「ググラビリティとは何か」(p://blog.marketing.itmedia.co.jp/brigate7/entry/686.html)
ググレカスの発展系・・・ってわけでもないか。
タイトルが宣伝に及ぼす効果について、この「Gogleで検索しやすい」=「ググラビリティ」と言うことが重要になってきつつある、というのは至極面白いし、納得がいく。
ネット端末がもう生活必需品になっている今、商品宣伝は「検索のしやすさ」にかかっている、ということか。

かつて、ネットとテレビが今以上に疎遠だった頃、テレビの宣伝で「アドレスを直接映すのはダメ」みたいな禁則事項があった。
すると宣伝主サイドは「○○○で検索!」という手法に出て、検索ワードのすりこみを含め、その重要性に気付いて開拓していった。
考えてみれば、アドレスをズラズラ出されたってそのCMを録画でもしてない限り役に立たない。
むしろ検索ワード(多くは商品名)を出して「調べてね」とやった方が、そのワードも記憶に残るし有効だろう。
今では至極あたりまえになったことが、当時はまだテレビ側もよくわかっていなかった。
それと同じことが、発現の仕方が違うとはいえ、映画業界でも起こっている、という見方もできるかな。

それにしてもテレビといい映画といい、旧時代の映像メディアは新技術の時流に乗るのがヘタだね。
わかりやすくかみくだいてくれている、つまり既に使いやすい状態で同じメディアに流れているものでないと利用できない体質ってことなのかも。
この検索のしやすさなんて、小学生でも、あるいは後期高齢者でも気づきそうなもんなんだがな。