火星の月の下で

日記がわり。

英紙:日本を知るための10冊

「Top 10 books about Japan 」
(ps://www.theguardian.com/books/2018/nov/21/top-10-books-about-japan)
英ガーディアン紙に掲載された、作家クリストファー・ハーディング選出による10冊。
英国の読者に対してなされたものであって、我々日本人に対してなされたものではない、ということに留意して読めばなかなかに面白く、かつ興味深い。
選ばれた10冊は、
1.「遠野物語」:柳田國男
2. 「こころ」:夏目漱石
3. 「羅生門」と17の物語:芥川龍之介
4.「源氏物語」:紫式部
5. 「 Kyoto: A Cultural and Literary History」:ジョン・ダギル
6.「将軍」:ジェームズ・クラベル
 「The Shogun’s Queen」:レスレイ・ダウナー  
7. 「敗北を抱きしめて」:ジョン・ダワー
8.「A Tokyo Romance」:イアン・ブルマ
9. 「犬と鬼-知られざる日本の肖像」:アレックス・カー
10. 「センセイの鞄」:川上弘美

日本人としては「ん?」というのもあれば「なんでこれを入れた」「あれがない」「これが抜けてる」と言いたくもなるけど、対英国市民に対する教養である点を勘違いしてはいけない。
ただジャンルや時代がかぶらないようにいろいろと配慮も見えるのだけど、個人的には2と3が重なってるようにも少し感じる。
この中で唯一未読なのが、イアン・ブルマの『A Tokyo Romance』で、これは昨年に出た本らしくて知らなかった。
入手できたら目を通してみたい気持ちにはなるな、イアン・ブルマだし。