火星の月の下で

日記がわり。

麒麟がくる 第五話「伊平次を探せ」

今年の大河ドラマは久しぶりに面白そうなので、視聴中。
『直虎』『西郷どん』『いだてん』と、『真田丸』からあと3年ほどクソつまんねーのが続いていたので、久しぶりに見入っている。
とはいえ、まだ『真田丸』『平清盛』のレベルまでは来ていない感じではあるが。

始まったとき、あの色彩感覚というか、着物の色がギラギラしすぎてて、当時あんな染色があったのか?・・・といささか嫌気もあったのだが、見慣れてくるとそこまでではなくなってきている。
ただ美人が皆無なのが欠点だけど、まぁ、大河だし、これでいっか、な気分もある。

気に入ったのは、今のところ鉄砲の文化史みたいなことをやってて、そのあたりの面白さ。
なんでも、女性視聴率がダダ下がりらしいのだが、確かにこの内容は男性向けでしょうな、でもそれでいい!(笑)

平清盛』以降、セットの広さ、狭さが、史料をうまく反映してて見やすいし、かつてのような「現代目線の封建制」みたいな感覚がうすれてきつつあるのも良い。
美術も、衣服の色彩には最初だけ辟易したものの、背景、ロケ地なんかはきれいに撮れているし、目にも優しい。
俯瞰になったときと、接近戦闘での対称性なども、近年の大河の進化を思わせる。
今回、鹿島流の対決のところとかも、接近戦なのに適度な広さときれいな空間構成になってたしね。

人物も、まあまあ及第点かな。
今のところ文化史がメインになっているようなところもあるので、粗があったとしてもそんなに目立たない、という面もあるし。
ということで、第五話時点までは十分楽しめている。
問題は、人物メインになってくるであろう、十兵衛光秀が信長家臣となってからどう見せてくれるか、だが、今の感じだと変なてこ入れとかしなければ楽しめそうだ。

今日の第五話は、そういった鉄砲のあれこれが見れて面白かった。
あと、女郎屋の描写も狗HKにしてはよく頑張ってくれた方ではないか。