火星の月の下で

日記がわり。

第18回 「越前へ」

麒麟がくる』第18回、視聴。
前半部、女優の演技がイマイチだったので、今回は感想パスしようかな、と思ったけど、後半の信勝暗殺場面と、柴田勝家がなかなか良かったので、簡単に。

まず、柴田勝家
尾張の小家臣だった頃の勝家は、なんか久しぶりと言うこともあって、なかなか斬新。
後年の、秀吉と対立した頃のドラマの方が記憶に残りやすいので、まだ若くてギラギラしていた頃なら、こんな感じだったのかもしれない。
ヴィジュアルとしては十分合格点。
今後、出番も増えるだろうから、演技がどうなるか等はそのときの楽しみとしておくが、今回分に関しては好印象。

織田信行の暗殺について。
暗殺の実際については資料がないため、いろいろな描写がなされる信行(信勝)だが、本作では毒殺説を採用。
染谷信長が自分に持ってきた水を「飲めぇぇぇぇ」と言い、同時に家臣が戸を閉める描写、なかなか絵画的で面白かった。

ただここでも帰蝶の意思が背後で動いていたので、いったい帰蝶をどれほど大きい存在にするねん、という気も少し。
帰蝶の方は光秀以上に、その生涯の記録に乏しいので、どうとでもなる存在だけど、ここまで歴史の黒幕に描いたのって、あまり記憶にない。
女優陣の演技が総崩れ状態なので、この帰蝶の演技はなかなか見ごたえがある。
女優陣の演技については、以前も書いた通り、女優さんより演出の方に問題があるかなぁ・・・。