火星の月の下で

日記がわり。

魔女は少女に非ず

『Lapis Re:LiGHTs』という新番組を視聴したのだが、キャラ作画が可愛いくて、画面もきれいななかなかの良作だった。
たぶん今期、よほどひどい崩壊とかがない限り。最後までちゃんと見ようと思っている。

ヴィジュアル面はすごく気に入ったのだけど、お話というか設定というかで、気になったことが一つ。
主人公の十代少女が超能力みたいな「魔法」が使えて、魔女養成女学院へやってきたのだ。
原語の「魔女」って、女性に限定されないし、そもそも高齢で醜い、というのが属性なのだ。
魔女の世界では、三十代、四十代で、若手のへっぽこ、駆け出しなのだ。
原語ともいうべき「Hexe」あるいは「hag」ってのは、醜悪な老婆、淫蕩な老女、というニュアンスが強くて(男の場合は自堕落な老人)、これが日本語に入ると真逆の意味になってしまうという不思議。
とはいえ英語の世界でも、本来外来語だった「witch」「magician」「sorceress」ってあたりも原義を離れて、かなり意味の拡大が起こっているから、まぁ仕方ないんだろうけどね。

くどいけど、アニメとしては、かなり好きな部類なので、ケチをつけようっていうのではない。
広く公開されているものだから、これくらいはつっこんでもいいかな、なんて思った次第なのだ。
CMの方なんだが「トップ魔女」と書いて「トップアイドル」と読ませていたあたりとか、もうひっくり返ってしまっただよ。