火星の月の下で

日記がわり。

センバツ落選高に思う

センバツ出場校の発表があって、東海地区代表の準優勝校が選ばれなかったことがちょっと話題になっている。
「ま、そういうこともあるわなぁ」と思いつつ、巷の噂を読んでたんだけど、思った以上に反応が否定的。
確かに選ばれなかった高校には同情するけど、これがセンバツだしなぁ、という気も強くする。

そんな中あったこの種の意見。
「準優勝で選ばれないんだったら、地区大会なんかやめてしまえ」
正直、暴論ではなかろうか。
地区大会はセンバツのためにあるんじゃない、という大前提を忘れている。

過去においては、地区大会なんかまったく考慮されない時代もあった。
昔、毎日新聞が所有する球団・毎日オリオンズが地方遠征の時に見かけた有力チームが選考の俎上に上がったこともあった。
そもそもセンバツというのは、正式には全国大会ではない。
高校スポーツは原則として、高校総体以外ではひとつしか全国大会をやってはいけないことになっていた。
(現在はルールが少し緩められているみたいだけど)
戦前からあるセンバツ
「いや、これは全国大会ではなく、選抜大会(招待大会)なのです」
これが一つの抜け穴というか言い訳にもなっていたので、地区大会のような特別な大会が、選考基準になるのは、むしろおかしいのだ。
ただまあこの半世紀くらいは、ほとんど地区大会がセンバツの予選みたいになってたので、そう感じてしまう幼い頭も出てくるのも仕方ないのだろうけど。