火星の月の下で

日記がわり。

●女子マネの甲子園練習参加は美談なのだろうか

「女子マネが“史上初”の甲子園練習参加 不来方の3人」
(ps://www.daily.co.jp/baseball/2017/03/14/0009996999.shtml)

女子マネジャーの甲子園練習参加については、昨夏の全国選手権大会の甲子園練習で大分の女子マネジャーがノックの補助をし、大会関係者に制止された。これに批判が相次ぎ、日本高野連は議論を重ねてきた。
昨年11月25日の理事会で、大会前の甲子園練習で女子マネジャーの参加を条件付きで認めることを決定した。

当事者のコメントとして、

「一生記憶に残る、素晴らしい時間でした」
「甲子園は迫力があって、夢の舞台だなと思った。特別な感じがした」

・・・とあるんだけど、はたしてこれどうなんかなぁ。
なんか美談みたいに仕立ててしまってるけど、いくつか問題点が残されている。
もちろんその第一は危険防止。
硬球をなめたらあかんよ。
そして第2、これは「女子の参加」という問題ではなく「男女混合」になってしまっているということ。
決して女子の野球が禁止されているわけではない。女子野球だってあるのだし。
これは練習参加であって試合ではない、というのも的外れで、学生の部活動の一環であれば練習も含めて「混合参加」していることになる。
中学生以上の男女の体力差、というものを軽く考えすぎなのではかろうか。
硬球なんて健康なスポーツ男子だってへたすりゃ命に関わるのだよ。
・・・とここまで書いてきて、事がそう簡単ではないことにも気付く。
つまり部員数の問題。
今回の選抜出場校の中でも異彩を放つわずか部員10人での参加、その高校でなされているということ。
この問題が重なってくると簡単ではなくなる。
もちろん場末の個人的意見だが、基本的に練習も含めて、硬球のとびかう中に女子を入れての男女混合には反対。(本人の自主的な意思があったとしても)
しかし部員数の問題が重なってくるのであれば、それは別問題として処理してほしい。決して特例として認めるとかってのではなくて。