火星の月の下で

日記がわり。

◎エマ 第4話

ストーリィもさることながら、毎回毎回19世紀英国社会の美術にはため息がでます。Airテレビ版見てたとき、キャラデはむごいけど、美術はすごくいいなぁ、と思ってたんですが、エマ見ると、なんであの程度で感心してしまったのか、って思えるほど。
今週のポイントは、サブタイにもなってるミューディーズとテニス場風景。どっちも書籍の挿絵としてみたことはあるものの、こういった映像劇の中で、しかもセットではなく描いた絵として見たことはあんまりなかったので、ものすごく新鮮で(単なる勉強不足、と言われればそれまでだけど)ある意味ファンタジーだなぁ、と思ってしまった。「神は細部に宿り給う」という名言を、これほどしっかりとしめしてくれる作品はそうないだろう。
テニスのラケットがまだとても狭い点について、時代的にはもうポウテニスから独立していた頃だと思うので、ポウラケットではないと思うんだけど、いつくらいまであの形だったんでしょうね。それと、インドの方でも、ビクトリア時代だったかどうかはちょっと正確には覚えてないけど、19世紀後半にテニスは上流階級の間ででもはやっていたみたいなので、ハキムのテニスシーンなんかは時代にあってる、ってことなんでしょうなぁ。
あと、貸し本屋。こう書くと日本の駄菓子屋みたいだけど、あの風景もいいですね。ただ、当時のエロ本は、もう少し装飾が多かったと思いますが。