火星の月の下で

日記がわり。

◎エマ 第8話

さあて、いよいよ「身分違いの恋」が表面に出てきました。緊迫しますなぁ。芝居自体は静かに進んでるのに。
原作読んでるときには、物語のギミックがうまくきいててそれほど気にはとめなかったけど、アニメの場合、テンポがいいので、思ったんだけど、こんなに正面から「身分違い」をテーマに取り上げた作品て、なんか久しぶりのような気がしますなぁ。昭和50年代のロボットアニメなんかには、こういった身分違いや立場の違い、みたいなものが味付けによく使われていたし、少女アニメの方でも、人気作キャンディキャンディをはじめ、そういったテイストをもつ作品は多かったけど、最近はとんと見なくなりました。ないこともないんだけど、正面からは取り上げていない。今やるとギャグになってしまうしね。
その意味で、こういった古いテーマをしっかりとごまかさずに描いている、っていうのはいいことだと思う。共感もできるし、知らず知らずのうちに自分も考えている、っていう状況にしてくれるしね。
原作が優秀でもアニメになるとこけることもあるし、アニメ化はすごくいいデキなのに、それで原作読んでみたら意外とぬるかった、っていうのもよくある中で、原作、アニメ化、ともに秀作、っていうのは…ヒカルの碁以来かなぁ、などと思ってしまった。