火星の月の下で

日記がわり。

みかんとりんご

みかんのおいしい季節になってきて、さっそくうちでもキロ買いしてきた。
子供の頃は、断然りんごの方が好きだったんだけど、最近は、みかんの方が好きになってきた。
最近の調査によると、消費量でバナナに抜かれてしまったらしいので、みかん農家の方々、がんばってください、と、エールを送っておこう。農家の方は誰も見てないとは思うけど。(笑)
こどもの頃、みかんがりんごほど好きではなかったのは、味よりもあの「袋からむく」作業が面倒で嫌だったからで、味自体は昔からりんごと甲乙つけがたいくらい好きだったのだ。
一方りんごは、母親がむいてくれてたし、そういうことを頼めない年齢になってからは、丸ごと食べることができたし、まぁ、口に含むまでの手間ひまの差、があったと思う。
消費量1位になったバナナもそこそこには好きだけど、やっぱり、1にみかん、2にりんご、が好きな果物。3位以下は混沌としてて、柿・・・かなぁ。メロン、バナナ、梨、パンナップルとかも好きだし。まぁ、総じて日本で普通に売ってる果物は好きである。・・・嫌いな人の方が少数派だとは思うが。(^_^;
これに関して果物ジュース。
東京にいた頃、某大手食品メーカーに勤めていた教え子から、「現場を見ると、とても果物ジュースは飲む気になれない」と言っていた話を思い出す。
だいたい見栄えのいいものや、産地ものなんかは、そのまま市場にまわり、奇形や産地を書きにくいものなんかが搾汁されるからで、そうだろうなぁ、とは思ったものの、実際に現場は見てないので、はっきり有害成分が相当量入ってるんでなければ、別にいいや、とか思っていた。
それに、ずいぶん前の話だから、国内工場に関しては、今はもう違っているかもしれないけど。
最近の、特亜諸国からの輸入食品の危険性に比べたら、たぶん可愛いもんでしょう。もっとも、これとても最近、特亜諸国産が混ざっていることは多々ありますが。
厳密な実験ではないけど、以前、果樹研究所がみかん産地の一つである静岡県で行ったアンケート調査によると、みかんを毎日4個以上食べている人は食べていない人よりも、高血圧、心臓病、通風、糖尿病の割合が低かったらしい。
特に糖尿病の罹患率では倍くらいの差が開いたらしいけど、一方で、肥満との因果関係まではわかっていないらしい、というか、肥満そのものに対しては、それほど効果はないようである。
成分的には、カロチノイド色素中のβクリプトキサンチンだと言うのは割と知られていると思う。
さらに、果樹研究所と国立長寿医療センター研究所の研究によると、このβクリプトキサンチンの血中濃度が高いと、γGTPの数値が低い、高血糖の人でも肝機能障害の程度が軽い、動脈硬化の程度が軽い、ということがわかってきている。ただし、その因果関係の究明にまでは至っていないようだけど。
従って、どちらかというと、予防効果、でありますな。
ただし、みかんは食べ過ぎると良くない、っていうのは昔から言われていたことで、健康知識があんまり行き渡ってなかった頃は、子供が食べ過ぎて黄疸になった、なんて話もちょくちょく聞きました。
もっとも、黄疸になるまで食べるって言うのは、毎日10個以上を数ヶ月に渡って食べつづけるくらいでないと、なったりしないと思うけどね。おやつの絶対量や種類の少なかった頃ならいざ知らず、今はそこまでやるこどもはたぶんいないだろう。

なんか、全然関係ないところにいってしまったけど、とにかく、みかん好きには嬉しい季節になりました。
りんごも食べるぞー、と。