火星の月の下で

日記がわり。

胎児の20ヶ月

毎日新聞の18日の記事より。
>ヒトの胎児が胎内で完全に成熟するには20カ月かかり、そこまで大きくなると、もはや産道から出られない。
>ヒトは進化の過程で、胎児を未熟なまま外に出すという選択をした。
いや、興味深い記事です。
確かに新生児の、生命としての無防備ぶりは十分に納得させられる感じがあったのですが、以前どこか別のところで読んだ内容で、ヒトは先天的な環境依存因子が少なく、教育によっていかようにもなりうる、みたいなことがあったので、これとの関連で考えていました。
しかし、胎児としては20ヶ月必要、っていう方がなんとなく物理的でわかりやすい。
ただ、教育の効果、はいささかも減じることがなにい、とは思います。
ここでいう教育とは、学校教育とか受験勉強とかのことではなく、生物としての教育ですね。コトバを覚えたり、社会関係を学んだり・・・。
ただ、マウス飼育をやってますと、齧歯類の、まさに胎児そのままの赤子での出産を見てますと、自然界ではそんなに珍しいことでもないのかな、という気もしますが。