火星の月の下で

日記がわり。

ロミジュリはどこへ行くのか

先行放送から1ヶ月近く遅れてて、もう萎え萎えのロミジュリなんだが、昨日見た第6話、もうすさまじくてしばし唖然。
モンタギューがどこかの国の総書記さまみたいなことになってるわ、ロミオが偽善者モード全開だわで、ポカーン・・・状態である。
巌窟王のときもそうだったけど、ここの製作は、原作に対する敬意が微塵もないのう。
貴族院議員での議会のヒトコマ。
大公「憲兵団の権威を強めて、さらに自警団もつける」
市長「それでは市民の反発が・・・」
大公「愛する子供がいけないことをしたときは叱ってやらねばいかんのだ」
大公「市長、そんなに市民が好きなら、市民になったらどうだ」
大公「市長の貴族章剥奪も議案に乗せる」・・・結果、市長、貴族剥奪。あげくに、暗殺団に襲われる、っていうすごい展開。
一応深夜アニメなんで、そこまでわかりやすくせんでも、って思うんだけど、これもゆとり対策の一環か?(笑)
その市長暗殺の現場に颯爽と現れた怪人物・・・これがティボルトらしいんだが、もうむちゃくちゃやのう。(笑)
ロミオのキャラ・・・内省的になるだろう、とは思ってたけど、ここまでやられると、さすがにひく。
ジュリエットとともに雨に打たれて人知れず、雨宿り。ふとしたことから、ジュリエットの肌を見てしまい、おさえこんだかっこうになるのに、てれてしまって「ゴメン・・・」で、それ以上進展せず。
文芸担当、原作読んでないだろ。(笑)
あるいは、ラムの書き直しの方しか読んでないとか、かなぁ。。。
作画も部分部分は綺麗なんだけど、鼻の高さとか、鼻腔の位置とかが、カットごとに不統一だったり、ちょっとどうかなぁ、っていうのはかなりある。まぁ、グレン第4話みたいに作品破綻してしまったり、キャベツみたいに崩壊してしまうことを思うとはるかにマシではあるんだけどね。
巌窟王のときは、それでもかなり許容できたのに、このロミジュリではあんまり許容できない、っていうのは、製作ポリシーがどうも明確に見えてこないから、なのかなぁ、とかも思ってしまう。
巌窟王異世界のSFっていうスタンスがはっきり見えてたしね。ロミジュリもSFなんだろうけど、銃器すら出てこないっ、ていうのがねえ・・・。
ともかく、まだ全体の1/4くらいなので、結論を出してしまうには早計なので、現時点での不満、という程度にとどめておく。
あ、キャラ絵はすごく好きな部類なので、まぁ、よしんば話がカスでも見続けますがね。
逮捕しちゃうぞ・TV新シリーズ決定。TBSなんで、関西では遅れる可能性大だけど、今は衛星もあるので、そっちにむしろ期待。