火星の月の下で

日記がわり。

シンディング

クラシックと映画音楽の間を揺れ動いたコルンゴルトに興味があって、ヴァイオリン協奏曲のCDを買ってきたんだが、その中に耳慣れぬ名前があった。
クリスティアン・シンディング。1856-1941。
ノルウェー生まれで主にドイツで活躍した、時代としてはほぼ現代と言っていい作曲家なんだが、この人のヴァイオリンと管弦楽のための組曲イ短調 Op.10『古い様式で』と言う作品が予想外に良かったので、ちょっと気になっているとこで、今後もう少し聞いていこうかな、と思っている。
標題に『古い様式で』・・・と入っているし、作品番号からたぶん若い頃の作品だから、であろうけど、えらく後期ロマン派の香りがする音楽だ。
どうも北欧の後期ロマン派というと、グリーク、シベリウスという2人の巨人を除いて、どうも曲想が薄いというか、眠くなる曲が多いので、あんまり期待してなかったけど、この曲に関しては、現代音楽の時代になっているのに、頑なに後期ロマン派にどっぷり浸かっているような、ガンコオヤジのロマンチシズムみたいなのがあってすごく良かった。
この曲しかこの人の作品は知らないけど、他もこんな感じなのか、それとも他は現代音楽してしまっているのか。
Wikiを見てみると、代表曲として『春のささやき』というピアノ曲があがってるので、これもできれば聞いておきたい。
まぁ、ここ数日は忙しくてなにもできないけど、コミケがすんだらなんとかしてみたい。