火星の月の下で

日記がわり。

○ヲタク大賞

オタク大賞2008
マイコミの記事
毎年見るたびに感じるこの違和感。(笑)
いつぞやの平成ウルトラマンに大賞だしてた頃に比べると、まだ『墓場鬼太郎』に出してる、というのは幾分納得できるけど、競争相手が『マクロスF』だった、みたいなのを読むと、なんだかなぁ、という気分だ。

このほかトークの俎上には「Perfume」、『DS-10』、『かんなぎ』騒動、『学園ヘヴン』ミュージカル、『WALL・E』、『メタルギアソリッド 4』などが載せられている。対照的に『崖の上のポニョ』、『機動戦士ガンダム00』、『20世紀少年』、『マリオカートWii』といった、世間的にヒットした作品に関する話題がほぼスルーされているのは、やはりオタク大賞らしいところ。

マクロスF』も世間的にはヒットしたから、この文脈だとスルーすべきなんだけどね。(笑)
それにしても見事なまでに、ラノベとエロゲ、ギャルゲがスルーされてるのは、やっぱり「オタクじゃない人」が集まってオタク大賞やってるからだろうなぁ。
ラノベは谷間がもうすぐ近づいてきつつある爛熟期・晩期みたいな雰囲気があるけど、なんでここから候補が出ないかね。エロゲはスポンサーとかがついた時点で難しいだろう、とは思うけど。
そういや、アニソンや声優、PC、とかってあたりも華麗にスルーですな。(笑)
オタクで商売始めた非オタク・岡田が去ってから、もう少しまともになるかと思ったけど、全然そういう気配もなくて、やっぱりSF・特撮屋が始めました、という因子がかなり残ってるね。
だいたい、こういう大賞とか出して、ある種の権威づけ、もしくはそれに近いことをしている段階で、ヲタ・スピリッツからはかなりはなれてくる感覚だ。
ヲタク・スピリッツの中にはこういう賞を取るようなもの、商品として金を稼いだものに対してのアンチテーゼ的側面、そして幾ばくかの反社会性みたいなものもあったはずなんだけどなぁ・・・。
したがって、じゃあ、何が受賞していたら満足なのか、という答えはここには書かない。書いてしまうことがこういうエセ大賞を間接的に認めてしまうことになるので。
この種の違和感、というのは「オタク検定」なんかでもビンビン感じるんだけど、あっちはまだ知識の再確認、という側面があるかもしれないので(それと詳しく知らないのと)まだある程度存在意義はあるかなぁ、という気がしないでもない。参加したいとは微塵も思わないけど。(^_^;
念のために書いとくけど、アニメ版『墓場鬼太郎』はすごく良かった。名作だと思う。まぁ「大海獣」をやらなかった、という不満は少しあるけど。
しかし2008年を代表するヲタク現象か、と言われると、ね。(^_^;