火星の月の下で

日記がわり。

▽低脳公立高校はぶっつぶせ・・・は暴論だと思う

「公立高は甘えすぎ」橋下知事、府立高校長を批判

大阪府橋下徹知事は4日、「府民の感覚を冒涜(ぼうとく)するような校長がはびこる公立高校は抜本的な改革が必要だ」と、府立高の校長らへの批判を報道陣の前で展開した。
ある報道機関が実施したアンケートで、難関大学への進学に重きを置く専門学科を府立高10校につくる府教委の計画に、府立高の校長の7割が「反対」と答えたことに怒った。
橋下知事は「だめな公立はもうね、廃校」「(公立も私立も)甘えたところは淘汰(とうた)する、きちんとした形をとる」とも発言。

ポイントは前半であって、高校校長の姿勢に疑義を出したもの、そのついでにでてきたことだと思うけど、後半の「廃校」発言はちょっと言いすぎのような気も・・・。
以前書いたことと微妙に矛盾するけど、ワタクシは個人的には公立底辺高校は必要だと思ってる。特に大阪や奈良みたいな競合学区は。
近視眼的には「受け皿」としての社会の安定要因、という側面なんだが、巨視的には、トップ校が高ければ高いほど、底辺が低くなる、という現象があるので、底辺高校を淘汰すると、頂点が下がってくるんじゃないか、という気がかなりする。
東京、神奈川、大阪と、受験産業に多く携わってきたので、この「頂が高いほど、谷は深くなる」という現象は、地域を問わず体験してきたのだ。
ただまぁ、知事の本意は、高校長の方にあるだろうから、こっちはそれほどの深刻さはない、と思うけどね。