火星の月の下で

日記がわり。

○コンテンツ不毛の時代

「怪物くん」が初の実写化!
「大魔神」44年ぶり復活!製作費10億円
デビルマン、ヤマトと、もうトンデモな実写化が延々と続く、コンテンツ不毛の時代、今度は『怪物くん』ときたもんだ
しかもイケメン・アイドルの起用。もう頭痛い、どころの話じゃないね。
ギリギリ、モノクロ版『悪魔くん』みたいなおどろおどろしい特撮とメイクの中に、シュールなギャグが展開するのならまだしも、微妙なホームコメディになってしまいそうで、なんかもう思い出の中に、ドカドカ土足で入ってこられるみたいで、たまらんな。
どのみち見ない、とはいえ、こんな連中の飯のタネにされてしまっているのが、悔しいし、情けない。
原作者も、こんなので喜んでほしくないのう。
大魔神』の復活の方は、ほんとの復活なら興味もわくんだけど、現代劇にしちゃいかんだろ。
これも、あの顔が変わるところが、ギャグになってしまいそうな気がする。
スチール画を見る限り、ゴツゴツした岩肌のような感覚がなくなってる、というのも、なんだかなぁ。
単純な正義の味方にしてしまってはいかん、と思うんだけどね。
零落の貴人、虐げられた農民の解放、というところにポイントがあったんだから、現代にするなら、東京在住の官僚や大手企業社長、マスメディア関係者、小金持ち、在日の特権ヤクザなんかをボコボコにやっつけて、山谷や西成の労働者を解放する、くらいの話にするべきなんだけど、たぶんその逆をやりそうだしなぁ。。。。
大魔神は社会的弱者のために立ち上がるんだから、主人公は動物園前のダンボール民族とか、淀川河川敷の住所不定者、夜の難波のパンパン娘なんかの味方であるべきだと思うんだが、たぶん無理だろうなぁ。(笑)