火星の月の下で

日記がわり。

ばらの巡礼

シューマンのオラトリオ、ばらの巡礼op112を聞く。
CDデータ。
指揮:マーカス・クリード
RIAS室内合唱団
SP:クリスティアーネ・エルツェ
AL:ビルギット・レンメルト
TN:ウェルナー・ギューラ
BS:ハンノ・ミューラー・ブラッハマン
Pf:フィリップ・マイアーズ
ハルモニア・ムンディ版。1998/5録音。
晩年のシューマンらしい、旋律線が比較的明確な合唱と、包み込むような和声、クラヴィア曲とともに彼のおはことした合唱曲だけあって、不幸な事件のさ中に作られたとは思えない、やわらかな曲。
全体が、春の到来とともに人の世に降り立ったばらの妖精の道行き、という内容なので、幻想的な中にも暖かみのある佳曲。
最近、シューマンの合唱曲選集が出て、そちらにもこの曲が入っているので、そのうち聞き比べてみたい。