火星の月の下で

日記がわり。

◎まどかアンチスレを読んで

女子「彼氏に薦められてまどかマギカを見たけど、ほむらのまどかへの思い入れがまったく理解出来ない」
この程度で「アンチスレ」って言っていいのかどうかちょっとわかんないけど、アンチスレのまとめ、と書いてあるので、一応それに準じておく。
読んでみてまず思ったのが、名作っていっても、特定層にとっての名作と、不特定多数にとっての名作と、両義あるだろ、アニメや漫画の場合には、ということ。
自分が「名作だ」と感じても、それが万人にとっての名作かどうか、というのは、かなり冷静に自分を見てみないとわからない。
はっきり言えるのは「感動した」→「万人にとっての名作」ではないことが多い、ということ。
自分という個人が名作だと感じたものを、家族やそれに準じた者(彼氏、彼女も一応この枠に入れる)に推薦して見せる、というのは、その趣味をなげうってもいい、くらの覚悟がないと、やらない方が良いと思うんだけどなぁ・・・。
家族やそれに準じた者、というのは、生活面でも接点がある場合が多いので、そういった繊細でナイーヴな同調概念が入ってくると、気まずさを通り越した傷が残りかねないと思うんだけど・・・。
それでなくても「ふだんアニメを見ない」という彼女に見せる、というのは、無謀以外の何者でもないなぁ、と思ってしまった。
あと少しひっかかったのが、「お話が面白かったら性別は関係ないはず」というのもおかしな理屈で、その性別があるからこそ生み出される感性、というのも出てくるものなんだけどね。
まぁ『まどか☆マギカ』に関しては、さやか−上條−仁美・・・という関係軸もあるので、よしんばそうであっても全部ひっくり返してみて、というのはちょっと通らないとは思うけど。
ただ、ほむら−まどかの関係性に対する説明不足、もしくは意図的に省かれている、という下りには、少し同調できなくもないかな。
まどか☆マギカ』とは直接関係ないけど、ワタクシの「名作」に対する考え、というか私見
感動するような作品は名作ではありません。
名作とは、深く深く、長い時間にわたって考えさせられるもの、です。