火星の月の下で

日記がわり。

排泄考

まだ、排泄が苦痛になる年齢にはなっていないので、排泄に快感を感じる。ありがたいことであるな。
学生時代、「大便は狭義には排泄とはいいかねる」というのを聞かされて、ハッとなったことがあった。
これは尿との説明ででてきたことばだったので、「狭義には」ということであり、「排泄ではない」と言っているわけではない。
しかし「体内」というのが、皮膚の下、粘膜の下であることを考えれば、生理学的にはともかく、ロジックとしては納得できた。
口腔→食道→胃→腸・・・といった消化器の中を体内と言っていいかどうか、ということで、その中を通っているだけで、体内にとりこまれているわけではないから、大便というのは単なる通過による変成である、というのだ。
それに対して尿は、胃袋等でいったん体内にとりこまれ、そこでいろいろ老廃物やら有毒物質やら、不要になったものを水溶性の形にした排出される、まさしく排泄である。
その他、重金属等が、髪や爪から捨てられるので、髪や爪なども排泄の一形態と言える。
唾液、消化液等も、分泌目的以外に幾分かの不要物を捨てることがあるので、排泄の一種、従って、大便には消化液の一部が残っているので、厳密に「排泄ではない」とも言いかねるわけだ。
秋の夜長、排泄について考えておりました。