火星の月の下で

日記がわり。

◎アニメと特撮に関して、個人的解答

「特撮」と「アニメ」・・・どうして差がついたのか…慢心、環境の違い
なかなか面白いテーマで、視聴率とか産業規模、商品の経済動向のような数値が上がっていないにも関わらず、なんとなく納得してしまうことに対しての、いろいろな意見。
とはいってもリンク先はまとめサイトなので、既にある程度のフィルターはかかっているだろうけど、それを考慮に入れてもそこそこ面白い。
いくつか上がっている点を整理してみると、
1.ゴールデンタイムに特撮作品がない。
2.ジャンルが戦隊ものとライダーしかない、という多様性のなさ。
3.視聴層が子供しかいない。
・・・くらいにまとめられるかと思うけど、どれも現象の観察であって原因の追及にはなっていないように思う。子供向け云々も、つまらなくなった結果だしね。
では解答があるのか、というと、正直わからない。
わからないけど、なぜ自分がアニメを主にして、特撮作品を従にしてしまったのか、ということは、自分の中で理由としてはっきりあるので、それを記録するにとどめておこう。
・実写がイヤになったから。
私の場合、これが最大の理由。
一般的な意見ではなく、きわめて個人的なことであろうことは理解しているが、理由としてはこれにつきる。
実写男の顔なんか見たくないのだ。
五十代半ばになった今でも特撮作品は見ているが、ドラマに対してはほとんど頓着しなくなった。
むしろ、ヒーローが素顔で出ているときとか、実写場面が多いと、視線をモニターからはずしてしまうことも多い。
では何を見ているか、というと、特撮そのもの、あるいは光学合成である。
物語の面白さ成分は、それをどの年代で見たか、にもよるので「昔の作品は良かった」などというのは、個人的な郷愁としては言ってもいいと思うけど、理由づけとしては、かなり弱い。
見たくもない醜い顔面を映像技術でクローズアップされるのは、生理的に不快感を覚えることもあるが、舞台劇とかだとそういうこともない(もちろんテレビ画面を通しての舞台劇ではない)。
アニメの場合、技術進化が純粋に進化の恩恵として感じられるのに、特撮作品の場合、長所(特撮、光学合成等)と短所(ヒーロー、ヒロインの変身前の顔面が明確に映る)の乖離が著しくなってしまったから。この辺に個人的理由がある。
もっとも、特撮作品をヒーロー作品に限定して書いてしまったけど、「特撮」をそのままの意味にとれば、決してアニメに負けていないと思う。大河ドラマなんかも、特撮作品だしね。
ただまぁ、大河クラスになってくると、特撮であると同時にアニメ作品(CGAの部分的使用)でもあるけど、そういうのはここではいれていない。