火星の月の下で

日記がわり。

○資料性のあるブログ

右のアンテナにも入れていた昭和初期の映画主題歌あれこれさんが、かねてよりの予告通り、終了されることになった。
長い間ご苦労様でした。
扱われていた時代は、最後の数年を除き、まだ生まれてもいない時代のことだったので興味深く、かつ、その時代を生きてこられた方のナマの声、息吹として、たいへんためになった。
ご高齢のため今後の更新が不可能になった、というアナウンスがあってから少し心配してたのが、管理人さんのご健康とともに、このきわめて資料性の高いブログがどうなってしまうのだろうということだったのだが、どうやら残していただけるようになったらしい。これは少し安心した。
それにしても、映画主題歌、という切り口で、これほどまでに深くかつ濃密なものが数多くあったことは、毎週金曜日の驚きであると同時に、多くの発見でもあった。
YouTubeにも載っていなければ、検索してもなかなかヒットしない曲なんかもあって、蒙を啓かせてくれることが何度もあった。
加えて、単なる資料というだけでなく、その当時をじかに生きてこられた、その感想なんかもときどきはさまれていたりするので、きわめて文化性も高かったと思う。
ご本人は「素人の私」とご謙遜されているが、これは十分書籍としての価値もあるのではないか、とさえ思ってしまう。
もっともそうなれば、返ってご高齢の管理人さんの負担になるかもしれないので、今はこのブログが資料として残るらしいことを喜びとしておくにとどめよう。