火星の月の下で

日記がわり。

◇加熱する高校スポーツ留学

高校駅伝:仙台育英の10人が一斉転校…豊川高へ

全国高校駅伝で男女合わせて9度の優勝を誇る仙台育英高(宮城)陸上部の部員計10人が昨年を含めて女子で3度優勝の豊川高(愛知)に一斉に転校することが20日分かった。関係者によると、「成績不振」を理由に清野純一監督(27)が3月末で退任する上に、東日本大震災の影響もあるといい、主力選手の大半が競技に専念できる環境を求めて転校を希望したという。有力選手の大量転校という異例の事態に、全国高体連は「両県の高体連を通じて事実確認を求めたい」としている。

近年、この宮城の私学と、青森の私学の県外留学、海外留学生がかなりすさまじいことになっていて、特にこの宮城の私学はケニアから数十年にわたって留学生を導入し、日本の高校駅伝をぐちゃぐちゃにしてしまった元凶の高校。
実績が出ないからと、監督を切ったり、県外留学組に逃げられたりと、もう高校教育の目指しているところから最も遠いところを歩んでいる売名高校っぷりであるな。
他競技でもいろんな話は出てくるんだけど、とりわけ駅伝の場合、

高校駅伝は男子が7人、女子は5人でチーム編成される。ある強豪校の監督が「野球は4番を9人集めても勝てないが、駅伝はエースをそろえれば勝てる」と語るように、選手個々の能力の総和が勝負に大きく作用する競技だ。

・・・という事情があるのも確かで、この文句も、初めて聞いてからもう数十年経つ。
しかも、この高校のやり口に加担したWという元監督が、ここの監督を離れてから
「留学生を使うのは関心しない」
と、さも自分が無関係であるかのような発言を新聞紙上でしているのも読んで、上も腐ってるなら、指導者も腐りまくりじゃのう、と思ったものだった。
高校駅伝:仙台育英生徒の一斉転校 戸惑いや批判広がる

全国高校総体の出場資格は開催要項で「転校後6カ月未満のものは認めない」と定められているが、昨年は震災の影響による転校者が特例で出場を認められたケースがあった。
同県高体連関係者は「(全国高校駅伝での)成績不振とか監督退任の事情もあり、特例の適用は慎重に検討する。最終的には(愛知県高体連)会長の判断」と話した。
全国高校駅伝は12月開催のため、出場は可能だが、愛知県の高校陸上部の指導者からは「特例措置といっても素直にうなずけない。
ルールをすり抜けている感じもする」と反発の声も聞かれた。

いや、反発があって当然でしょう。
愛知の私学の方については、宮城の私学ほどキナ臭い話も聞いてないのだけど、単にワタクシが知らないだけかもしれない。
従って、こっちの高校の方についてはコメントは控えるが、感想としては、同じアナのムジナなんかなぁ、という気もけっこうしている。
上に引用したような駅伝特有の要素もあるので、他競技ならいざ知らず、こと高校駅伝に関しては海外だけでなく、県外留学生に対しても、もっと厳しい制限をかけても良いんじゃないだろか。
県外留学は、隣接県の通学可能地域限定、かつ、上限2人まで(海外も含めての数にするとなおよし)ぐらいのことはしてもいいと思うけどね、どの時点をとって「県外」と判断するかとか、スリ抜けられそうなポイントはいくつか出てきそうではあるけど。