火星の月の下で

日記がわり。

○推理小説の殺人トリック

「氷のナイフ殺人事件」は本当に成り立つのか・・・という面白そうな記事が、デイリポータルZさんにあったので読ませていただく。
読後の感想、うーむ、少し残念。
実際に可能なのかどうか、というのは、これで人を殺せるか、という点にあるので、これだと少々弱い印象。
もちろん実際に人間を刺殺する、なんてことはできないけど、人体と同じ程度の堅さをもったものによる検証、および、殺人状況(つまりそんなことが可能になる条件)をやってほしかった。
人が死ぬのだから、当然そういったことに対して警戒、用心、恐怖があるわけで、不意をついてやらねばならないとか、氷を持ったままそんなに不意がつけるのか、とか。
それと欲を言うと、どういう作品の出展なのか。
このトリックって、けっこう有名でミステリ関係の入門書なんかでよく見るんだけど、具体的にどの作品を典型例としているか、いまいち曖昧なんだよな。
もちろんミステリの入門書なんかでは、ネタバレをしてはいけない、という大前提があるので、具体的に作品名を挙げにくい、という側面はあるにしても。
カーか乱歩だったような気がするんだけど、かなり記憶が曖昧なので。