火星の月の下で

日記がわり。

○脚本家がアホやからドラマができへん!

「ベンチがアホやから野球がでけへん」・・・のパロです、と一応断っとかんといかん時代かな。(^_^;
【マスコミ】 NHK大河ドラマ「平清盛」、ついてに視聴率「10.1%」の最低タイ記録
時代としてはすっげー面白いし、史実の骨格なんかはかなり引きつけられるのに、低視聴率で話題になっている今年の残念大河。
やっぱし脚本家の力量かな。
ワタクシもけっこう文句たれつつも毎週見てるので(大河を毎週見てる,と言うのはかなりひさしぶり)視聴率の低迷は残念だと思っている方なんだけど、一にも二にも脚本家の力量不足を痛感するので、この人選が最大の欠点かな、というのが正直なところ。

607:名無しさん@13周年:2012/06/25(月) 12:40:46.27

 >>55
いや、清盛の(世間的)位置づけの属性は悪くない。
「先例主義でひきこもりの京都の貴族を啓蒙し、明るい海の都神戸に遷都し、瀬戸内海を運河に見立てて、経済大国宋帝国との貿易立国を目指す、先進的で開明的な政治家の、野望と挫折」
こういう見立ては余裕で可能。
東国の源氏に関しては、「辺境の田舎の野蛮な武装百姓集団」がどやどやと略奪にやってきて滅茶苦茶にされ、この先進的な野望は、野卑な暴力の前に、あえなく潰えた、とすればよい。
司馬史観における、信長=清盛、家康=頼朝とすれば、なんとなく腑に落ちると思う。
歴史的真実はともかく、世間受けは悪くないはずの取り合わせ。
なんというか、藤本氏(脚本家)の力量不足なのさ。問題は簡単だったんだもん。

この人の視点にかなり同意。
つうか今までの大河ならこういう視点をちゃんと取り入れてきたと思うのに、去年のスイーツ大河をしつこくひきずってる感じかな。
特撮とかの映像はかなりすごいと思うし、役者の面々も、たしかに主役の清盛はいささか線が細い印象があるものの、脇はかなり頑張っている。
史実の再現にしても、以前少し書いた、珍説異説の類を自分の好みで適当に組み合わしている感が非常に強いのだが、それに加えて、史実のトピックを、まるでドラマのピースにしか見立てていないところが作品を浅薄なものにしていると感じる。
低視聴率の戦犯をもし捜すのであれば、映像とか役者とか時代設定とか舞台とか、そんなことではまったくなくて、脚本家一択だと思うけどね。