△「万死に値する」・・・ほんとに言ったのか?
練習中、誰も気づかず 新津高野球部員死亡で校長会見 新潟
新津高校と言えば、県立ではあるが1984年に甲子園出場を果たしている高校なので、県内ではそこそこ強いのかも知れない。(新潟の状況はよく知らないので、推測ですが)
そこで起こった不幸な事故、なんだけど、この記事の中で、この事件とは関係ないところで少し気になるところがあった。
県立新津高校(新潟市秋葉区)の1年生野球部員が、ランニング中に熱中症で死亡、学校は翌日まで気づかなかった事故で、同校の小林篤子校長が1日記者会見した。
「校長として万死に値するが、今後の対応に努める」と陳謝し、顧問らからの聞き取りで判明した経緯を説明した
「万死に値する」・・・記者会見でこんなこと、ほんとに言ったのか?
朝日、読売、スポニチ、日刊スポーツ、及びその記者会見をしたところの前後を一通り目につく限り読んでみたんだけど、「万死に値する」なんて書いてるのは産経だけなんだよな。
記者会見での発言だし、たぶんほんとに言ったのだろう、そして他社はそんな枝葉末節の表現は字数のムダなので割愛した、ということなのかも知れないし、その方が十分ありえるんだけど、どうも先日、自衛隊の区の庁舎への出入りを拒否した誤報を見てしまったせいか、「ほんとにこんな表現使ったのか?」・・・と思ってしまうところであるな。
一応、こういう表現を使って女性校長が記者会見していた、という前提で書くけど、この校長はガノタの腐か?・・・と思ってしまった。
いや、ティエリアというよりも、歴女系の表現でもあるかな、そっちのにおいも感じるし。
16歳の少年が死んでいるのに、こういう表現を使うのはいかがなものか、とも思うし、本当に万死に値する、と思ってるんなら、この対応が終わったあと、すっぱりと職を辞して亡くなった少年の墓前に生涯わびでも入れてくれるのか?・・・と思っちゃったんだけどね。さすがに「終わったら死ね」なんてことは思わないけどさ。
「万死」ってことばを使う以上、それくらいの覚悟はあるんだろうなあ・・・。もしそうでなかったら、そんな比喩は不謹慎のそしりを免れないと思うけど。