火星の月の下で

日記がわり。

◎次のP.A.Works作品は荻原規子作品らしい

RDGレッドデータガール
制作:P.A.Works
キャラクター原案:岸田メル
キャラクターデザイン:芝美奈子
・・・という、期待度を大いに引きあげてくれる体制らしい。
そして原作が荻原規子氏。
実は荻原作品はデヴュー作である『空色勾玉』の時から読んでいて、けっこう好きな作家さんなのだ。
日本神話をモチーフにした『空色勾玉』は、和風ファンタジーの衣装をまといながら、内面描写の繊細さに関心したもので、反面、人物と他者の掘り下げが少し弱い印象だったけど、アニメ化もされた『西の善き魔女』ではそういった乖離も少なくなってきて、読みごたえのある作家さんになってくれた。
ファンタジー系統のものが多いけど、『樹上のゆりかご』のような学園ものもこなしてくれているし、今回の作品でもファンタジー一辺倒な作家、という不安はまったくないと思う。
個人的にはこの『樹上のゆりかご』が一番好きかなぁ、今のところ。
分類としては「児童文学」に分類される作家さんだけど、むしろ女子向け青春文学のような気がする。男子読者に媚びたような恋愛ものなんかは扱わないしね。
アニメ作品『西の善き魔女』では、物語の面白さは再現してくれたけど、フィリエルの細やかな心まではすくいとってくれてなかった印象なので、今回はP.A.Worksなので、そういった優しさ、細やかさ、なんかも描いてくれていると嬉しいな、と期待。