火星の月の下で

日記がわり。

◎電子書籍は普及するのだろうか

電子書籍、「使いたいと思わない」が7割 時事通信調査
4月20日なのでちょっと古いニュウスだけど、現時点ではまだまだ心理的抵抗が大きい。という調査結果。
そうだよなぁ、価格面で優位に立たなければ、電子書籍よりも紙の本というのは心理的感情的文化的に同意できる。
日本の場合、本の装丁とか、ものによったら箱入れとか箔押しとか「モノ」として凝りまくっている側面があるので、単に内容が読めればいい、という1バイト文字文化とは感覚が少し違うと思う。「モノ」として所有したい感覚、というのは、欧米より強いだろうしね。
電子書籍にするとメリットが相当ある、というのは十分理解できるし、今後その機能はどんどん拡大していくだろうけど、はたして紙媒体を上回るところまでいくかどうか。
あと気になるのは、電子書籍礼賛の人、知人にも何人かいるんだけど、そういう人って電子書籍の優位性はものすごく見えてるんだけど、紙媒体の優位性とか文化的心理とかっていうのが見えてない人が多い、というか大半かな。
紙媒体愛好派は、電子書籍の優位性をしっかり理解した上で、なおかつ紙媒体の方を選んでいる、というのとかなり違う。
これを突き崩すのは、やはり価格面しかないんだろう。末端の読み捨て本なんかもっと価格を下げないといけない。
そしてもう一点、電子書籍が優位に立てる一つに絶版本の扱いがあって、こういったところからどんどん特化していく必要があるんじゃないか。
しかし現時点では、まだ「新しいモノ」「儲け」といった点にしか目が行ってないから、モロに紙媒体の優位性と比較されてしまっているように感じる。
あ、k○b○に関しては、少なくとも現時点では論外ね。(笑)