火星の月の下で

日記がわり。

◇安保闘争経験者をどういう目で見るか

全共闘、港湾労働、そして牛丼・・・今ちょっと巷でそのブラックぶりが話題になっているすき家を経営するゼンショー社長のインタヴュー記事。
1948年生まれの団塊後半、もしくは直後の世代で、東京大学在学時に全共闘を体験した、というので、もうかなり明確なイメージが頭に浮かぶ。
記事の中では波乱に富んだ前半生を経て、社会正義のために立つ、みたいな立身伝的な描き方になってるけど、当時のあの70年安保とその後をしっかりと体験していた者であれば、この経歴が何を語っているか、かなり明確にわかるだろう。
闘争を経た人間が会社人になる、ビジネスサイドに立つ、そのことが当時どういう目で見られていたか。
今の陰湿な物陰から隠れて捏造・中傷を行う左翼とはまた違う利己的な排他思想であったわけで、この経歴を見ているとあのブラックぶりもわりと納得してしまう。
やはり日本の更正っていうのは、こういう団塊の悪霊どもが一掃されない限り、うまくはいかないのかも知れないな。