火星の月の下で

日記がわり。

○桂米朝さん、亡くなる

人間国宝の桂米朝さん、肺炎で死去 89歳
米朝さんが亡くなられた。
私がこどもの頃から既に大御所だった方で、上方落語の復活と隆盛はこの人なくしてはありえなかった、というのを昭和40年代からちょくちょく耳にしたし、その後平成の時代、今世紀になってもそういう話を聞いた。
逆に言うとそれだけ敗戦直後の上方落語の損害がひどかったというわけで、米朝さんがいなかったら、それこそ文化的断絶が起こっていたのではないか、という気さえしてくるくらいの証言をそれこそ至る所で聞いた。
もちろんその話芸も素晴らしく面白かったし、大半がテレビラジオではあったけど、私も幼少時からたいそう楽しませてもらった。
素晴らしい話芸を数々を聞かせてもらい、感謝に堪えない。
市井の片隅からではありますが、ありがとうございました。
そしてもちろん単に芸だけではなく、人としての継承、という意味でも偉大な方だったと思う。
合掌。
桂歌丸、米朝さん悼む「いろいろな話をしました」
各界からのおくやみも報じられているが、その中からこれを選択させてもらう。