火星の月の下で

日記がわり。

◎『コンクリート・レボルティオ』に見るパロディの古さ

遅まきながら、録画していた『コンクリート・レボルティオ』の第一話を見たんだが、その中にいくつかあったパロディの中に「ベムラーを追ってきたウノレトラマンと、ハヤタ隊員」のパロディがあって、なんとも妙な気持ちに。
一応リアルタイムでちゃんと見ていた世代ではあるのだけど、2015年の現在、あれをやって面白いと思えるのだろうか、という気がかなり。
有名な場面なので、たとえあの場面のはるか後で生まれた人でも「ああ、あの第一話と最終話のパロディなんだな」と簡単にわかると思う(そうでなければパロディの意味はない)ものの、はたしてそれがエンタメ作品として面白いのだろうか、というのが少しひっかかっていた。
過去の名作、できごとなんかをパロディ化するのであるから、当然古いモノ、場合によっては何世代も前のものがとりあげられることもあるだろうけど、そういうのは「体験としての過去」ではなく「歴史的事実としての過去」なので、さほど古さに言及せずとも普通に笑っていればいいと思うのだが、昭和40年代の作品となると、その古さが体験であり過去の事実でもある、というかなり微妙な時間軸の上にあることになる。
映像芸術作品ならまだしも、テレビアニメというエンタメ作品でやって面白いと感じられるのかどうか・・・。
いや、作品自体はけっこう気に入ったんだけどね、輝子ちゃん可愛いかったし。(^_^;