火星の月の下で

日記がわり。

いぬかみっ 5

実は一昨日くらいにもう読み終えていたのだけど、どう書いておこうか、ちょっと迷っていたため、遅れてしまった。
というのも前巻から時間がけっこう経ってしまっていたので、川平家や犬神達以外はかなり忘れてしまっていたのだ。それで、過去巻を読み直してから、と思っていたのだけど、とてもそんな暇なんかとれなかったので、頭の中でまだ未整理のところもあるんだけど、忘れないうちに感想というか、印象だけでもとりあえず残しておこう、というわけ。
今回のメインイベントはなんといっても死神との対決で、分量からいってもこれが一番多い、っていうか、事実上この5巻の中核である。
ちょっと見12歳、でも実は20歳目前の女の子ケイにとりついているボケた死神との対決で、こいつが強い強い。
しかし、ちょっと天然ボケ入っているからといって「ぴぴるぴるぴる〜」なんてことはいいません。(笑)
一回戦はボコボコに負け、二回戦でなんとか撃退。
いつになくシリアスな話で、ちょっと意表をつかれた感じなのだが、まぁ、つまらないわけではない。つまらなくはないのだけれど、ちょっと世界がいつもと違うような感じも否めないのだ。
素材としてはいろいろと面白いものを使ってはいるんだけどね。
もっとも、違和感は少し感じたけど、こういうのも嫌いではありません。むしろ好きな部類かな。ただこういう話が今までなかったので。
その他掌編がいくつか入ってて、特に前半のものはいつもの世界で、安心です。
ここではたゆねがいい味出してますね。
扉の「お尻さわられマンガ」、設定17歳、乳がデかくて体育会系で、それなのになぜか怪談が苦手で、となんかすごく狭い特定層をねらっているかのごときキャラクター。いやぁ、まいっちゃいますねー。
巻末の掌編では、大方の予想通り、よーこが妖狐だったことがあかされて、父のこととか、いろいろと伏線になって出てきたみたいで、シリーズの流れとしては、こっちの方が重要なのかな。うん、これも楽しみです。
巻末の薫の犬神序列つきDB、っていうのは・・・。たゆねの序列はもっと下だと思ってました。(笑)