火星の月の下で

日記がわり。

○「萌え」の誤解?

萌えるアキバが日本を変える、という記事というかコラムがあったので、読んでみた。
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/colCh.cfm?i=t_morinaga85 
メイドマッサージの店について、既に聞いていたので、この記事自体は「日経に載った」という以上の価値はないように思ったのだけれど、バックナンバーの中で、少し気になる記事があったので、それについて少し。
「上海に広がる『萌え』」
 http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/colCh.cfm?i=t_morinaga85 
実際にこの現場を知っているわけでも、見聞きしたわけでもないので、この記事だけからの判断なのだけど、ここにあげられているキャラクター:ハローキティドラえもんトランスフォーマーなどははたして「萌えキャラ」といえるのだろうか。下の方まで読むと、エヴァとか、わたおにとか、そういった名前も見えるので、萌えキャラがあふれている、ということはたぶん程度をどう見るかで多少変ってはくるかもしれないけど、まぁ、だいたいそうなのだろう。
その点は別にいいのだけど、どうもコラムをかいてる人が、「日本製キャラ」と「ヲタクグッズ」と「萌えキャラ」との区別ができてないんじゃないか、と思えてしまうのである。
ドラえもんとかトランスフォーマーとかは萌えキャラじゃないだろう、と、心の中でつっこんでいるもう一人の私がいめのだ。
もちろん、上に挙げた3つは、明確に境界線がひけるものでもないし、かなりの部分で重なってはいると思うのだけど、どうも混同があるような気がしてならない。決してヲタク方面に悪意の有る記事ではないし、そんなに目くじらをたてるほどのことでもないのだろうけど、ここんとこヲタク関連の経済規模が語られるに及んで、どうも経済方面の論者の基本知識にズレのようなものを感じてしまう。経済動向が主眼であれば、そういった微細な差に拘泥する必要もないのだが、その微細な差こそが、ヲタク・スピリットの一部であるような気もするので、少し記録にとどめておこうと思う。