火星の月の下で

日記がわり。

◎IZUMO 第12話

基本的に見てたんだけど、ほとんど感想書かなかったのは、キャラデというか、アニメ絵のデザインが好みじゃなかったから。というより、山本和枝原画がもうめちゃくちゃになってたのでかなり萎えてしまっていたのですよ。
しかししかししかし、この最終回はかなりよかった。今までの勘違いデザインを帳消しにしてあまりあるものだと思う。
当初、デザインとともにかなり萎え要素だった、団体さんで異世界旅行、という話から、現実世界からのしかけであった、タケシとタケルの対立、心情の違い、っていうのが、かなりうまく消化できていたと思う。この最終回限定ではあるけど。
特に、Aパートでのタケシがタケルと切り結ぶ際の台詞、「おまえは俺から、手加減することで誇りを奪い、ミナカタを殺して友を奪い、いままたヒミコを奪おうとしている」というのは、もうどっちが主人公なのかわからんくらい、切迫したものがあって、かなりひきこまれた。
たまたまラストなんで、しめるためにこうなったのかもしれないけど、2人の間の心のすれ違い、という当初の設定がかなりよく生きた形でまとめられた、と思う。大陸シフト依存だと、ネギまのように、話の方も最後で破綻して、ってことが多いんだけど、IZUMOは例外的にラストで盛り返したと思う。
不満だったデザインもBパートラストの数カットが、かなり山本デザインに近づいた形になっていて、これも最後でほんの少しだけ意地を見せてくれた、って感じかな。