火星の月の下で

日記がわり。

窪田五段、NHK杯に登場。

DoGACGAコンテストで怪作「将棋アワー」を見てから、最初のNHK杯が変態振り飛車の窪田五段、というのもなんかすごいものがありましたが、後手番ながら、その独特の変態ぶりを見せていただき満足のきわみです。(^_^)
変態、というのはもちろん、その独特の振り飛車のことなんですが、ご本人の映像もNHKに出していいんか、と思えるような強烈さで、私は既に銀河戦での講座とか銀河戦そのもので何度か見てはいるのですが、こうやってNHKで見ると、あらたな感慨があります。
解説が兄弟子で、過去、A級で優勝して名人戦に出てきたこともある森下九段。
温厚と律儀を絵に描いたような、将棋界随一といっていいくらいの人の良さで知られている森下九段の読みが全然当たらず、挙句の果てに「疑問手」「悪手」「破門手」とまで言われてしまうありさま。
悪手、っていうのはよく聞くし、将棋用語でもあるんですが、破門手なんて始めて聞いたよ。(笑)
で、結果は悪手破門手乱発の窪田五段の勝ち。(爆)
後手で、相手はB1組の7段棋士、解説の九段に「悪手」といわれる手を連発して勝ってしまう。これぞまさに我らが窪田五段の魅力だったりするわけですなぁ、すばらしいの1語です。
正直、見ていて何が何やらわからなかったところもあったのですが、面白い将棋、という意味では群を抜いて面白い将棋だった。まぁ、窪田五段のテレビ棋戦にはこういうのが普通なので、今更驚きはしないけど、何回見ても、ある種の感動はある。
こんなに面白い将棋って、過去、全盛時の内藤九段か、デビューしたての頃の羽生くらいしか記憶がない。
加えて、内藤も羽生も正嫡の将棋で面白かったんだが、窪田五段の将棋は、その異常さで面白いわけで、いやぁ、ほんとに素晴らしかった。
ところで、窪田五段・・・終わりの方でぐびぐひ飲んでたの、って・・・まさか日本酒じゃないよね?
なんか非常にそれっぽい容器で飲んでたので、気になってしまったんだけど。
対局が伸びて、感想戦が聞けなかったのが、すごく残念でした。
次が難敵丸山九段かぁ。。。さすがに次勝つのは至難の技だけど、面白い将棋を期待しています。