火星の月の下で

日記がわり。

次世代DVD

どうもネットではHD-DVDの方が人気が高いらしい、という記事
正直こういうのはよくわからんねぇ、もう年だからかもしらんが。
こういう規格差について言われるとき、よく引き合いに出されるVHSとβ。あの頃は家庭用デッキとしては比較的安かったので*1一応両方買って様子を見ていたのだが、どうも最初の感じはβが普及するんじゃないかなぁ、と漠然と思っていた。両方見ての感じだと、初期に発売されたものは、画質にかなりの差を感じたので。それとカセットが小さい、ってこともβ優位を予感させたのだったが、結果はご存知の通り。
後で聞くと、技術力でも、初期のもので比べるとβの方が技術力があった、みたいなことも聞いた。まぁ、普及にあずかってアダルトビデオがある役割りを果たしたらしい、なんてことも言われてたが、事実だったのか都市伝説だったのか、いまだにちょっとはっきりしない。(^_^;
次にやってきたのが、LDとVHD
これは最初からLDが圧勝したような感じだったけど、これも初期機では、チャプター操作ができたVHDと、接触しないので半永久的な使用に耐えうる、が売りだったLDとでは、どっちかわかりづらかったけど、これは半永久的、っていうコトバが(アニメファンには)ありがたかったので、LDの方がいいかなぁ、と思っていた。*2・・・それでもVHDも一応買ったんだけどね、アニメヴィジョンの『コスモス・ピンクショック』が見たかったので。(笑)

他にも80年代のパソコンとか、90年代のゲーム機でもいろいろあったけれど、どっちが市場の大勢をつかむか、っていうのは、つかんでみないとわからない、っていうのが経験則になっている。つまり、技術力が優位であっても、コストパフォーマンスが良くても、勝つとは限らない、って感じがある。

もちろん、後付けで「いや、AとBではAの方が技術力があるとは言われて炊けど、実際は勝ったBの方が技術力があったんだ」みたいな話はそれほど腐るほど聞いてるけど、その時点での情報としては、技術力の肯定とかコストパフォーマンスとか名前の大きさとかではわからない、というのが実感なのだ。
今回のこの2大陣営の対決も、なんとなくBlu-rayの方が良さげな印象はあったんだけど、これを見てるとそういうわけでもないようだし、やっぱりある程度見えてきてからでないと恐くて手が出せないなぁ、というところ。家庭用ビデオのときと違って、そう簡単に手が出せる価格じゃないしね。

*1:あくまでデッキとしては安かった、ということ。家電としてはかなり高価なシロモノだったが、先行している特殊規格のものや、業務用なんかに比べたら、なんとか買える値段だったので、相対的になんとなく安い感じがあった。

*2:これもその後、だけど、LDソフトの材質的限界、みたいなのがあって、映像そのものは半永久的でも、LD材質のことを考えると、思ったより寿命は短かった、ということがわかってきた。またVHDのチャプター機能による優位は、すぐにLD陣営に克服されてしまったのは周知の通り。