火星の月の下で

日記がわり。

巫女系譜

ニュウス+板で話題沸騰の韓国人による神社乗っ取り事件
今のところ、脱税目的とか、近くに自衛隊舞鶴基地があるのでテロル目的とかいろいろ言われてるが、非常にフユカイにさせてくれるニュウスであるな。
大和の国に住みたる者として、神社関連についてもそろそろ何か書き足していきたいと思っていた矢先、こういう事件に出くわすと、ちょっと意気消沈。
ということで、なんとか奪還してくれることを望みます。
さて、年末も押し迫ってきて、またぞろ神社が身近に感じられる季節になってきたわけだが、大和3古社・大神、大和、石上のうち、石上神宮にはあまり行ってないので、今年は時間的に余裕があれば古代の武器廠・石上神宮に参ってみたいもの。
石上神宮天理市にあるので、当然天理教関係の施設を横目に行くわけだが、この天理教、柳田の『巫女考』だったか『妹の力』だったかはちょっと思い出せないが、そこで「巫女により始められた」宗教みたいな記述があったことを思い出す。
確かに、経緯由来はそう書いてもいいと思うけど、始祖が始めたのは50前後の頃だから、世間の巫女萌え連中の琴線には届かないんだろうなぁ、とか思ったり。
なんせ巫女というのは清廉潔癖なうら若い処女だと思っている人間が多すぎるし。
その点、柳田の『巫女考』なんかも、口寄せの秘儀、および女性の果たした役割りに対する記述が主眼であるため、巫女の処女性に対する誤解とか、年齢とかそういった面にあまり深入りしていないのは、少し残念だった記憶がある。
まぁ、昨今の巫女は完全に風俗としての巫女、という感じがしなくもないが。
ただ風俗としての巫女、というのも、いくつかある巫女の系統、流れ巫女やイタコなんかと同様に、臨時に雇われる巫女(今でいうバイト巫女)としてはかなり古くからあったみたいなので、現在の都市部に住む純朴な大衆の妄想する巫女、っていうのもそうそう的外れではないのかもしれん。
あと、暇ができたら調べておきたい、というか住んでいる地の利を生かして資料を集めておきたいと思っているのが、住吉系、伊勢系、出雲系、といったもろもろの神詞、呪詞、衣装の神木図案等である。伊勢系、元伊勢系あたりは割と収集は楽なんだけどね・・・。
中山の『日本巫女史』、谷川の『巫女の世界』・・・・この辺、どこかにいってしまってて、ちょっと出てこないのが残念だけど、網羅しようとすると遺漏がでてくるし、大和近在だけで手一杯なんで、まぁ『日本の神々』あたりを道しるべにしていきますか。これは一応PCの横、いつでも取り出せるところにあるから。(^_^)