火星の月の下で

日記がわり。

消費贅は別に上げなくてもやっていけるらしい

豊中蛍池のD氏も読んでる『萌え経済学』の森永卓郎氏によると、もはや消費税率を引き上げる必要はなくなったらしい。
法人税が増えたため、当初2012年を想定していたプライマリーバランスの黒字化が2010年に前倒しされ、さらに森本氏によると、うまくいけば来年度にも達成が可能なところにまできているらしい。内実に問題はありそうだが、まぁ、そういうことらしい。
リンク先でも詳しく書かれているが、プライマリーバランスとは国債等の借金・利息等を除いた単年度だけの歳入と歳出のバランスで、借金の分は入れてないので完全に黒字化というには程遠いのだが、プラマリの黒字化が達成されていると、国としての破綻にはまずならないらしい。
加えて、借金が残っても、経済成長が維持されていれば、借金圧は軽減する。これは赤字国債が発行され始めた頃、大学の経済関係の教室でよく聞かれた理論である。まぁ、その頃は卒業していたし、経済学部とはまったく縁のないところにいたので、体験があるわけれではないが、複数の、しかもそこそこ上の方の大学の院出の連中から聞いてたので、そういう理論というか、理屈みいなのはあったのだろう。
しかし、である。たとえ、経済が好調であっても、消費税率の上昇は避けられそうにない、という現在の情勢だそうだ。悲しいねぇ。。。(^_^;
もう一つ、田中宇氏の近づくドル崩壊の分析。
以前も少し取り上げたが、この田中氏の国際ニュース分析は、やや英字情報に偏りすぎるきらいがあるので、露語、独語、仏語情報が必須の旧共産圏やアフリカの分析では少し首をかしげるところもあるんだけど、英語圏の情報はかなりマメに読み込んでくれている印象があるので、そこそこ楽しみにはしている。
このドル崩壊の可能性は、けっこう濃密な空気のように感じられることが最近大きくなってきていたが、このタイの株暴落とからめてくれた分析はなかなかわかりやすかった。
国債金融商品をチラっとでものぞいてみると、日本のドル依存というのは、もうほとんど円の操り手のように感じてしまうこともあるので、崩壊が始まっても、なかなか有効な手立てをうてないままズルズルと恐慌になってしまうんじゃないかなぁ、っていう不安も少しある。
かといって、そこに書かれているバスケット通貨構想にはもう少し慎重であってほしい、とは思うけどね。