火星の月の下で

日記がわり。

▽ツボカビと国内の野生カエル

読売の記事より。
とうとうというか、国内の野生カエルでもツボカビが確認されたもよう。
両生類にとって、非常に致死率の高いこのツボカビ菌、国内に海外から持ち込まれたペットカエルに確認された段階で時間の問題だろうとは思っていたが・・・。
日本人はあんまり自覚がないようだけど、この綺麗な水資源に富んだ温帯の弓状列島、実は世界でも有数の多様な両生類がいる地域なのである。
もちろん、日本よりも国土の広いロシア、USA、支那等には、種類だけで見ると日本よりも多いけれど、この狭い地域にこれだけの地域変種が数多く生息しているのはけっこう稀なのだ。
しかし日本人はそういうことに頓着せず乱開発をやってきたので、どんどん生息数が減ってきて、そこにこれ、である。
実はすごく重要な問題なんだけど、金にならないからあんまり告知もされてこなかったし、関心も低かった。
なんとなく虐げられたアニメ界の労働環境とかを連想してしまったのだが、生き物好きとしては、けっこう深刻に感じている。
誤解を恐れずに書くと、たとえいくばくかの国益を損じることがあっても、あるいは外圧でもなんでもいいから、対策を練ってほしいところではある。・・・かなり無理だろうけど。
爬虫類・両生類のペット業界では、必要以上に騒ぎすぎ、っていう感覚もかなりあるみたいだけど、こういうのはサルモラ菌の人間への影響以上に深刻にとらえてほしいと思うんだけどなぁ・・・.