火星の月の下で

日記がわり。

こじかについて少しだけ

こどものじかん、略してこじか
はてなキーワードに登録されてるみたいなので、メンドいから以後これでいく。
スクイズひぐらしに次いで放映自粛が続いたので、正直ちょっとそういう下世話な見方で視聴したんだけど、視聴し終えた感想としては、「なんでこの内容で放禁になるんだ」というところ。
まぁ、ネットでもこの意見は多いし、私もアニメブログの方で既に書いてるんだけど、むこうでは基本的に悪口とか怨念とかは書かない方針なので、こっちの方で思ったことをもう少し書いておく。
小学校教師になった23歳の青年が、小学3年生の女子と接触して、おとなの時間と生徒(こども)の時間との交わらない平行感、ときおり交わる感動、みたいなものが、教育的効果と言ってもいいくらい適切に描けている。第1話を見た限りでの感想であって、原作、そしてこれから増えるであろう性的なものを無視して、ではあるけど。
幼女を取り扱うだけで、もう自粛対象の候補に挙がりかねない、そんな空気も感じてしまうのだ。もちろん、あの原作の、ペド的な味付けに要因があったこと、とは理解してるるけどね。
ただ、一応教育経験者として言うと、あそこで描かれている生徒(こども)の時間、おとなに対する攻撃性、あたりはまだぬるいと思う。
特異な、あるいは特殊な例でなくとも、もっと残忍。頭のいいこどもって。
原作者は現場経験者でもそういった小学生の親でもないそうだけど、作品を読む限り、おそらくかなりの線で取材もし、考えてもいる、とは思うので、それをもって「現場を見ていない」とは口が裂けても言えないけど、感想程度としても、現場はもっと修羅場ですよ、くらいは感じたこととして残しておきたい。
もっとも、読者、あるいは視聴者の中に占める小学校教諭の割合なんてそう多くはないだろうから、現場感覚とリアルにつながっている必要もないしね。
それにそんなこと言いだしたら『電脳コイル』とか『C.C.さくら』なんてもっと変だし。(笑)
ただ、電脳コイルなんかと違って、ここでは小学校の中でのおとな対こどもっていうのがはっきりテーマとして見えてくるので、そういうものの気になり度合い、っていうのはもっとあるわけだ。
横道にそれたけど、第1話で、公立小学校が舞台なのに、女の子しか視野に入ってこないことについても少し。
当然だと思う。あの年代だと、女子の方が発育が早い。体格においても頭の中においても。
そして頭の回転について。
これも、あれくらいは普通にある。もちろん例外もあるけど、頭のよさが、成績のよさとは関係なくある最後の年代ではないだろうか。いや、それは言いすぎかな。
ただあのメインの3人の頭のよさは相当だろう。
とまぁ、現場感覚としての不満がなくもないけど、よくできてると思う。
これが、味付けとして添付されているロリ風味、ペド風味故に自粛となっているのなら、それはかなり悲しいことかなぁ、という 気もする。
また一方で、そのロリ風味、ペド風味に対して、ロリヲタ諸氏はあまりに鈍感になっている、という感覚も少しだけあって、たとえどんなに作品としてよかっても、そういう風味が付け加えられたら不特定多数への公開は絶望的になる、という道徳的観念というのもかなり普遍に近く存在している、というのもしっかり認識しなくちゃいけない。
これは規制とか法律とかの問題ではないのだから。
そんなこんなで、良い作品なのに自粛になってしまう、かといってその自粛になったロリ風味の要因を削ってしまうと、アニメ化にこぎつけるまでの人気にはならなかったろうなぁ、ということに対する想いもあって、なかなか複雑なところですな。
地上波の限界、ということも感じているので、年齢別のアニメチャンネル、なんていうものが(可能性はともかく)できたらなぁ、と妄想してしまわなくもなかったり。
ただ、そうなると、性的に過激なものばっかりになってしまうような気もするので、なかなか複雑なところですな。(^_^;