火星の月の下で

日記がわり。

◇関西の阪神ファン

毎年暖かくなってくると、まだエアコンに頼るのは早い、と思って窓を開けながらネット入ったり、書き物をしたりとかしている。
本格的に夏になるとそんなことでは対応できなくなるので締め切ってエアコン頼みなんだが、今の季節だと、まだ外気で対応している。
でまぁ、田舎なんで、隣家といってもそんなに接近しているわけではないんだが、PCルームの隣に隣家の応接間みたいなのがあって、夕方から夜にかけて、この隣家のオヤジがテレビで野球観戦をしている。
でこのオヤジ、どうやら阪神ファンらしくて、テレビにむかって声を出して応援しているのだ。
5年くらい前・・・だったかな、星野監督の下で久しぶりの優勝を勝ち取ったときには、テレビに向かって「ウォー」と吼えていた。(笑)
まぁ、都会の隣家と違ってそんなにやかましいってほどでもないので、聞くとはなしに聞こえてしまってるのだが、昨日などは放送が途中で終ってしまったらしく、ブツブツテレビに文句を言っている。
いや、CATV入れてないのか、この隣家は。(^_^;
大阪や神戸じゃないんだから、こんな田舎にいるときはCATV必須だと思うぞ。
とまぁ、毎年恒例の行事が始まっているわけなんだが、神戸・阪神以外の関西在住阪神ファンて、増えたねえ。
昔は関西と言えども、神戸〜阪神〜北大阪以外は巨人ファンの方が多かった。
巨人第3期黄金時代、巨人・大鵬・玉子焼きの時代だった、というのもあるけど、大阪でも巨人ファンはかなりいたもんだ。
京都・奈良にいたっては、そこいらの地元球団のない田舎と大して変わらんくらい巨人ファンが多くて、V9の中頃に新聞社合同でやってた都道府県別プロ野球ファン分布なんかでは、全国(といっても沖縄はまだ返還前だったと思うが)で広島県を除いて、全て巨人ファンが第1位、政令指定都市(当時はまだ7つ)でも、神戸市以外は全部巨人ファンが第1位だった。
その内訳は、神戸市が阪神ファン1位、巨人ファン2位で微差、大阪市大阪府兵庫県が、巨人ファン1位、阪神ファン2位で微差だったように記憶しているが、それ以外の関西諸県・府・政令市は4割から5割が巨人ファンというありさま。他県をみても、中日のお膝元・愛知県+名古屋市でも巨人ファンが1位で、愛知にいたっては7割近くが巨人ファンだったような記憶がある。当時まだライオンズがあった福岡でもほぼ同様。
そんな中で、孤軍奮闘というか、広島県だけが、広島1位でダントツだったのが、かなり奇異に見えたくらい、全国巨人ファン1色だった。ちなみに、この時点でまだ広島は初優勝しておらず、かなりダメ球団だった時代である。広島県民のカープへの愛情は昔から筋金入りだった。
それから40年、関西では阪神ファンがすこぶる優位になった。
たぶん他の県、特に地元球団がある県なんかはもう巨人が1位ではないだろうし、たとえ1位であっても昔のように巨人ファンが9割前後を占める、ということはなくなっているだろう。まぁ、野球以外、特にJリーグの台頭もあって、野球一色でもなくなってるけどね。
ともかくあのON砲全盛時代の巨人はそれほど異常なまでに日本中を巨人一色に染めていたのだ。
関西の場合は、広域事情という事情があるので、阪神=関西、みたいな錯覚をしているようなところもあるので、変な地元意識みたいなものができてしまっている。
兵庫のファンと大阪のファンがたまに口論になる「阪神は兵庫の球団」「昔は大阪タイガースと名乗っていた」というのも今は昔の感がある。個人的には、名称に大阪はついていても、タイガースは最初から徹頭徹尾兵庫の球団だったと思うけどね。最初の優勝パレード(1962年・昭和37年)は甲子園〜三宮だったし。
大阪人は地元の球団である南海や近鉄は応援しなかった。少なくとも阪神ほどには応援しなかった。
京都人も、短期間ではあったが、京都をフランチャイズにしていた松竹ロビンスを応援することはなかった。
それもこれも、阪神が関西広フランチャイズかなにかだと錯覚していたからのような気がする。
ともあれ、隣家のおっさんである。
どこの出身かは知らないし、奈良の地の人かも知れんけど、熱狂的な阪神ファンのようである。
阪神ファンは回りに迷惑をかけることが多いので(特に武庫川から東に住んでるファン)野球シーズンはあまり接触しないように心がけている。(笑)
いや、別にこのおっさんが危険人物というわけではないが。