火星の月の下で

日記がわり。

▽低脳高校との議論

橋下知事、高校生相手にマジ反論。“自己責任”に女子高生号泣…私学助成削減めぐる意見交換会 痛いニュース
この討論会は知らなかったので、ここに埋め込まれているようつべのビデオからだけの判断なんだけど、久々に笑わせてもらった。
大阪の底辺私学の高校生って、こんなに頭が悪かったのか。
各学区の底辺公立高校の水準の低さは理解してるつもりだったけど、私学は特殊な民族系を除いて、公立最底辺よりはまだましだろう、とは思っていた。
もちろん、公立最底辺はもっとすごいので、それでもまだここにでてきた私学生徒達の方が上だとは思うが、経営が常に念頭にある私学の場合、底辺でももう少し上だと思っていた。
でまぁ、個々の学校を槍玉に挙げるのは主旨ではないので、個別のことは書かないが、少し気になったことがあったので、記録しておく。
最底辺、つまり一番入りやすい高校は、たぶん公立だと思う。
以前も少し書いたが、例えば大阪第1学区や第2学区、第8学区のように、全国トップランクのトップ高がある地域は、それに反比例するかのように、底辺がとんでもなく低い。
大阪に限ったことではないが、都市部の場合*1、地域公立の水準、山の頂が高ければ高いほど、谷底は深くなるのである。
したがって、ここで生徒が言ってた「学力が低くて、しかも経済的余力がなくて公立にいけませんでした」というのは、とんでもない矛盾なのだ。
考えられるのは、地域最底辺公立というのは当然のことながら評判がよろしくない。
それでそういう最底辺の名前を嫌がって底辺私学に行ったのではないか、と邪推してしまうのだが、どうだろうか。
もちろん、そういった名前とかプライドの問題だけでなく、最底辺公立高校では、ドロップアウト組が著しく多い。ここ数年のデータではないが、卒業率が40%なんて学校もあった。つまり、60%が卒業を待たずに退学してしまうのである。
ドロップアウトの多い公立、というのは、一種独特の雰囲気があって、まじめに勉強するのがなにか異質な感覚になってくるのだ。そういう劣悪な環境に行けない、ということもあるのだろう。
だがそれにしても、である。
経済的利用や、学力的理由を挙げるのであれば、私学に行っている理由にはならないと思うが。
ビデオで橋下知事が「自己責任」ということを言っていたが、今の高校生にそれを言うのは少し酷なような気がしなくもないけど、まっとうなこと。
あと、泣き出すような「議論のできないバカ」と討論しても意味ないと思うがなぁ。

*1:人口減少地域、過疎の地域だと、絶対数が少ないので、そういうことにはならないところも多い。しかし大阪、東京といった大都会地域だけでなく、中核都市レベルの都市部であっても、この原則は通用すると思う。