火星の月の下で

日記がわり。

▽女性バブル

女性バブルの崩壊
いろいろ面白い、というか直感的にはかなり同意できるけど、細かいところでひっかかるところはあるな。
下の方のコメントにも出てるけど、「まず結婚しなくちゃいけない」という前提が少しゆがませていると思う。
現代において、結婚というのは、そして妻帯というのは、実に高価な買い物なのだよ。
高価である、ということは、それだけ付帯価値が大きいということでもあるけど、当然そうなると、そういったものの価値に相当するだけの意味を見出せない者もでてくるし、「購入しない」という選択肢だったあるはずなのに、ある一定年齢に達したら購入しなくてはいけない、みたいな社会規範ができつつある、といういびつさが問題。
あまりいいたとえじゃないかも知れないが、今までの結婚・妻帯が「年金と健康保険は加入しなくちゃいけない」みたいな感覚だったのが、いまは「車を持っていなくちゃならない」というあたりまで社会規範の押し付けが変わってきているようなもの。
だがまだそれでも抑圧的で、プロ野球のどこかのファンでなくてはならない、Jリーグのどこかのファンでなくてはならない、程度には下がってくるべきだと思う。プロ野球やJリーグのファンではない、興味がない、という選択肢も十分にありえる社会になっていってほしい。
女性の場合は出産という問題があるので、特に年齢はシビアな問題になってくるが、男性の方も、年齢とは違う問題がいくつかあるわけで、そこでそういうものを選択しない、というのもありえるわけだ。特に男性が異常なまでに搾取される社会においてはね。
以前も書いたけど、念のために付記しとくが、結婚している人を敵視したり、これから結婚したい、しようとしている人を罵倒したりする意思はまったくない、ということを書いておく。そういう選択肢が普通に転がっている社会になってほしい、と思うわけだ。