火星の月の下で

日記がわり。

ハウスゲッコウ

餌ヤモリとして、だいたいこいつを使ってるわけで、安価、かつコンスタントに入ってくれさえすれば、アフリカのムーアカベヤモリの方が断然飼育はしやすいんだが、安価かつコンスタントに入ってくるので、だいたいこれになる。
和名ヒラオヤモリ、学名Cosymbotus platyurus.
まぁ、日本のニホンヤモリみたいなもんで、東南アジアではごく普通にいる種。業者や便によって変わってくるけど、だいたい150円くらいから300円までくらいで入ってくる。
ハウスゲッコウという場合、オンナダケとかホオグロなんかも一緒に入ってくるんだが、尾の側辺皮膜とか変化する斑紋とか独特の形がなかなか良いので、購入するときはだいたいこの種である。
餌ヤモリなんで、皆、飼育とか繁殖とかではなく、餌としてキープするわけで、これは世界的傾向。(笑)
当然、特別な項目としてではなく、ヤモリというくくりのなかで語られることが普通なんだが、ひょっとしたら、と思って、独NTV社*1のサイトで調べてみたら・・・ありました。
Der Saumschwanz-Hausgecko(Cosymbotus platyurus)ヤモリ本の中の一記事としてあるのではなく、単冊の書籍として出ているのがすごいですな。64ページという小冊子とはいえ。
簡単に飼育できるヤモリなんで、内容紹介も「簡単だよ、やって見たらとっても魅力的だよ」といった売り文句が並んでいる。
別に飼育方法を探究しなくてはならないようなタイプでもないし、ニホンヤモリをちゃんと飼って繁殖できる人なら、別段こういう書物によらなくても普通に飼育できるはずなんだが、なぜかひかれてしまうね。日本ではここまで個別の書籍ってないからなぁ・・・。

*1:正確には、Natur und Tier_Verlagで、直訳すると「自然と動物出版」となるのだが、めんどいので、NTVと書くのが普通。よってここでもそう表記する。爬虫類雑誌『Reptilia』『Draco』の出版元としても有名。