火星の月の下で

日記がわり。

▽アラル海

アラル海が消えた…20世紀最大と言われる環境破壊
アラル海の消失については、既に90年代頃からいろんなニュウスで見ていただけに、ついに来るべきものがきたか、という程度なんだが、比較対照に出されている1980年代よりもさらに以前、1960年代の地図帳で中学地理の授業なんかを受けていた身としては、80年代の、水位が下がり初めて、湖の中に島が見えはじめていたあたりで、かなりの衝撃だったのだ。
60年代の地図帳では、カスピ海とバルハシ湖の間、ややカスピ海よりに、ぽっかりと開いた「海」の名を持つ湖は印象深かったので覚えているんだが、半世紀たらずで消失、というのは、驚くほかないね。
共産圏の自然破壊の良い例として、後世に語られると思うけど、個人的には20世紀最大の環境破壊として、この一件とともに、支那揚子江ヨウスコウカワイルカの絶滅も忘れないでほしい、と思う。
支那側の発表では、まだ数頭生存しているらしい、ということだが、仮にそれが事実だったとしても、時間の問題だろう、少なくとも種を維持するだけの個体数は残っていないんだから。
現代の大型哺乳類を滅ぼしてしまった例として、これなんかもかなり重要なんだが、緑豆とかの環境保護団体の連中が、日本の漁業破壊はやっても、こういう支那の犯罪にはなんらアクションを起こさない、ということなんか見ると、連中の環境テロぶりがうかがえる、ってもんで、一応私の頭の中では、支那のカワイルカ絶滅に抗議をし、なんらかのアクションを起こしているか否か、が、その環境団体が健全かどうかを見るバロメーターになっている。