△関空こそいらない
関空会社が抱える1兆3000億円の負債を一掃するためで、2012年4月にも国が管理する伊丹を民営化し、国の出資で持ち株会社を設立、関空と伊丹を傘下に置く。その後、両空港の運営権を一体化して民間に売却する計画だ。
ともかく、まず関空存続ありき、の議論なんだよなぁ。
住民にとってみて、あれほど不便な立地条件の空港は、少なくとも近畿圏にはない。
伊丹の対住民問題、神戸の空港機能の脆弱さ、と他の大型空港も欠陥を抱えているけど、関空のあの立地の不便さに比べればまだはるかにまし。
住民感覚で言えば、伊丹と神戸を統合して、関空廃港という流れにしてほしいとさえ思うのだが、そういう議論はいっさいでてこない。スタート段階からいっさい。
あの立地にある限り、どんなに努力しても苦労しても、関空が黒字になる、近畿の空の玄関になる、なんてことはありえないだろう。永久に赤字を垂れ流すことになる。
たしかに関空を廃港にすれば短期的にものすごい痛みを伴うだろうけど、永久に続く経済的苦痛を考えたら一刻も早く廃港にするべき。
仮に伊丹が廃港とかになったら、国内は神戸、海外は中部を使うことになるだろう。
少なくとも関空を使うことは、もう2度とないと思う。